『幻想の生命・宇宙詩』 No.2

「生命・宇宙は機械‐幻想」

<自然>と見ていたものが、実はナチュラルではなく

江戸の浮世絵師が、切磋琢磨(せっさたくま)して得た動体視力で

事象のその本質を見抜いたように

<波濤(なみ)裏の冨士>絵で、落ち来る波濤の

一雫(ひとしず)く、一滴・一滴を凝視し、描写していた

量子<ナノ‐ミクロ宇宙(せかい)!>、そこでは全て

相似形(フラクタル)に造形されている……

肉眼では視えない<量子コンピューター>

システムが造った<機械幻想>世界で

わたくし達は、精密な機械化(サイボーグ)人間として

生存して来ていたか……肉体と言う

<表現体>の各臓器、繊細な脳・神経‐

シナップス、あまた血管・毛髪に至るまで

どなた? かが緻密に生育・動作させている

それは人間、わたくしではない

物質界‐太陽系宇宙の地球で生きてゆく

肉体は百年の寿命の、高性能な宇宙服(サイボーグ)!

生命の根源的働きの魂(ミタマ)を運ぶ舟でした

『幻想の生命・宇宙詩』 No.1

             中島 稔

「生命・宇宙は機械‐幻想!」  

冬木立に、雪落ちの風の吹く

師走の冨士の御山(みやま)はことのほか

雪白の秀麗・神秘な、み姿しているる

背景には、果てしなく澄み渡った

紺碧の空……江戸の浮世絵師が

繊細の和紙に描いたかのよう

透明に底落ちした、その<北斎ブルー>は

久遠の旅に疲弊(ひへい)して、黒闇物質(ダークマター)色に

染め堕(おち)てしまった、生命・宇宙

その果ての果てにまで、突き貫いて

清冽(せいれつ)に祓え・浄化しているかに

『アトランティス&アストラン‐幻想』 No.3

 

<註1>;仕組みとは、久遠の過去から機械化され、量子コンピューター支配されて歪み・汚れてしまった、神・仏・霊・人間の生命・宇宙を、<宇宙浄化・宇宙革命>を行って、正しい純粋な生命世界に変革すること。

<註2>;プラトンのアトランティスについての著書「ティマイオス」「クリティアス」は、高度に発達したアトランティス文明の、肝心の内容が切り取られ抹消されてしまっている!? その影響は世界四大文明の高度な科学技術に表れている。(エジプトのピラミッド建築、インドのモヘンジョダロの原子爆弾投下の跡地?・他)

 

『アトランティス&アストラン‐幻想』 No.2

 

メキシコ人の先祖<アステカ人>は、昔〜昔し〜大昔し、

「アストラン!の地を出発した」との伝説あり。

アストランはアステカ人の原郷(マホロバ)! 永いながい民族移動が始まった、

伝説の予言の地に、新た融合・調和の国造りをする為に。

かつてその地は大西洋上に、存在していなかったか、

科学では未だ、幻の文明<アトランティス>大陸とともに。

1万5千年前に大地殻変動があり、大西洋‐アトランティック・オーシャンに、

沈み込み、今では海の底がアストランの原郷か。

休眠中だった北米大陸を含む、ヨーロッパ大陸近くまで在った、

地上の楽園‐《アトランティス(Atlantis)》文明の地は、

宇宙せかい革命の仕組み<註1>に失敗して、四度に渡った地殻変動で、

ほぼ完全に海に沈み込み消滅してしまっていた。

人類最初に、アトランティスについて説示した、

ギリシャの哲学者‐プラトンの言う、

最後は「大きな島<註2>」に縮小して、何事も無かったかのよう、

二度と復元(もどれ)ないアストラン共々、海の藻屑となってしまっていた。

青緑に澄んだカリブ海に浮かぶ、西インド諸島(Indias Occidentales)、

キューバやハイチ・ドミニカ……等、七千にも及ぶ島々は、

沈んだアトランティス大陸の、高い山々の山頂部の名残り、か。

『アトランティス&アストラン‐幻想』 No.1

 

☆ティファナ(Tijuana)・メキシコの海より

アラスカの海へ……伝説の国・アトランティスへ

 

空は限りもなく青くあおく、星宇宙(ぞら)まで透明に青く染めている。

海はひと時も青・緑・藍……同じ色はなく、深くふかく、

彩色‐描写などせずとも、無常〜常に転変万化して、

その底から地球の裏の海に、繋(つなが)っているかに。

鯨(ホエール)ウォッチング発祥の地<サンディエゴ>の近まの海に、

ザトウクジラや、フジツボやエボシ貝で、

白いまだら模様に彩色してるコククジラ達が、

あちらこちらで潮吹き‐演奏会を催してる。

コククジラは子連れて、ユーラシア大陸の東北の最極地の向かう、

氷れるアラスカの海に向け旅立ちする……無事・息災に往復1万km、

地球を半周する神話的、ドラマラスな旅路かな、

沖縄の近海(ちかうみ)には、ザトウクジラの遠遊してる。

コククジラの引く大帆船に乗って、否(No ノ)、

コククジラの先祖の霊に乗って、メキシコの海より、

アラスカの海‐太古のアラスカより、伝説の国に至る、

過ぎ越し、1万5千年〜前よりの旅路(Viaje/ビアッへ)……。

改訂‐『洞爺湖‐新説話 風の栖(すみか)』No.4

 

北の湖〜洞爺湖〈山の湖(キムントー)〉は、水深〜深く、

冬も不凍湖となり……夏にはその底い深くまで、

蓄えた熱が、冬期に放出されて少しく温い湖水に、

さざなみ立つ湖面は、北の湖でも凍ることを止めている。

湖の底にも、火の神の胎児が眠っているるか。

時の流れの長〜短はあれ、物質世界は無機的に連鎖・

連動していて、地形のどこを切り取っても自己相似(フラクタル/Fractal)、

超精巧な機械コンピューが、操作・運行しているかに。

デジカメでフォトすれば、無機質‐精密な相貌が映る。

機械ナイズされた〈自然〉も、過度の酷使には、

自然災害で反抗し、不可思議‐景観を産み出しているらし。

洞爺湖の中島(なかのしま)は、五万年前の昔しむかしに、

爆発して生まれた、洞爺カルデラの中央火山を成す。

中島の西山‐トーノッケヌプリは、エジプトの、

先鋭ピラミッド型に、アイヌ名の付かない北山は、

中南米・アステカの台型ピラミッドに酷似してる。

島の向こうから羊蹄山が、何事か覗き見しているる。

改訂‐『洞爺湖‐新説話 風の栖(すみか)』No.3

 

風が行く先々で 氷結と波浪をアートして行く

どんな大きな湖も そのままでは波は立たない

風が創作する波紋が小波を 小波が中波を

烈しく時雨(しぐれ)る時には 岩礁を打つ大波をアートする

 

「かたく眼を閉じる! 幽体(Cuerpoクエルポ Fantasmaファンタズマ)・

想念体(こころ)のまなこで、なにが視える!」

改訂‐『洞爺湖‐新説話 風の栖(すみか)』No.2

 

洞爺湖有珠(ウス)山ジオパークの、腐食しない看板が、

四季折々の北の国の、湖の風景に染まらずに、

真っ直ぐに立つ、ことだけを生業(なりわい)にしていた。

近間の緑の公園には、人間の巨大な顔の彫刻が、

重力に抗して、緑地に斜めに植え込まれている。

有珠山山頂に登ると、正面に洞爺湖の中島(なかのしま)が、

右方には昭和新山の噴火時のままの、禿山(はげやま)が見える。

ウスとシンザンの活火山が、穏やかに火の胎児を育てていた。

冷却し始めた秋風が、澄んだ藍緑の湖を渡り、

中島の蝦夷(エゾ)松の樹林に、吹き込んで行く。

緩やかな山道は、樹木伐採のチップスと、

エゾ松の枯葉が重なり、ふかふか絨毯している。

その下の底の底いに、何ごとか隠し事しているかに、

踏みしめて歩く足元がおぼつかない。