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『仕組みについて』
平成25年5月
 
 すべての生命‐宇宙の歪みや汚れを浄化して、正常化すること——「基本的には宇宙浄化・宇宙変革の仕組みのこと」を言います。(「 」内‐佐田靖治大師述)
 では何故、宇宙を浄化して、変革しなければならない<仕組み>が存在しているのでしょうか。
 生命‐宇宙の大元(おおもと)のもとの始め宇宙は、<無源>生命から生まれてきました。それも純粋調和な生命エッセンスに満ちた無源から生まれたのでは無く、70%近くも汚れ・歪んだ、魔的な働きから産み出された世界だったようです。
 当然、最初に生まれてきた生命である神も、その働きは歪み・汚れて、調和な働きでは無く、魔゠欲望に満ちた魔的な神から始まりました。
 もろもろの生命の根本的な存在は、私たち人間でも仏教で説く仏・如来でもなく、神々です。最初に現れた生命は、神々から始まりました。
 それも、純粋な男性神・女性神ではなく、男性性゠陽・プラス・善魔(善的欲望)的な働き、女性性゠陰・マイナス・悪魔(悪的欲望)的な働きを、ともに有した両性具有の神でした。不調和な生命エネルギーでできてしまった両性具有の神から、男性的働きを残して男性神を作り、そこから女性的働きを抜いて女性神を作った為に、互いが片割れ‐半端者的な神と成ってしまいました。必然的に両方の神には、不具合が生じていました。
 神様の生命の本体である<ミタマ>が、男性性・女性性の働きが半分ずつだった為に自己調和せずにアンバランス状態でした。男性神・女性神は、プラス・マイナス、それぞれの働きが半分ずつの働きとなってしまいましたが、もともと一体でしたので、半分の男性体の本身に女性体の半身が、引き合い求め合って一つに成ろうとしますが、お互いが相反する働きとなっていましたので、一緒に成ろうとすると反発が生じ〜否定し合い〜あげくは、お互いを殺し合う! ところまでいってしまったようです。
 その為に、他のペアーの神の女性神と男性神とをそれぞれ交換し合って、夫婦神とすることになりました。それを<半身>の仕組みと言っています。

○<半身>の仕組み:
 生命の根本的な存在である神様の、男性性・女性性の働きに歪みが生じている為に、人間界においても必然的に、その影響は及んで来ることになります。
 例えば身近かな例ですが……恋愛やお見合いをして、「一生涯をともに仲良く過ごし、仕合わせに成ります!」と、結婚‐宣言をして結ばれて、早いヒトはその日から烈しくケンカして争ったり、かつて言われたことがある——新婚旅行から帰ってきたら、空港から分かれて降りてくる<成田離婚>のケースや、ラブラブだった若いカップルが、路上や店内や人前どこででも、突然キレて大ゲンカしていたり、あげくは暴力沙汰にもなったり……それも、女性の方が暴力をふるう光景が、最近、顕著にみられるようになってきている。
 特に震災以後の日本では、離婚が減少していると言うことすが、それでも年間、三組に一組の割合で、米国では二組に一組のカップルが離婚していると言われています。(但しこの一年間の結婚に対しての離婚率で、過去すべての結婚に対しての離婚率ではありません)
 結婚を続けている夫婦が、本当に仕合わせでいられるかと言いますと、お互いを理解し合えないまま、我慢・諦めて、いつかは別々に成りたい——子供が社会人として独立するまで、あるいは夫が定年退職したら、それからの人生は一人で生きたいとか、あげくは死んだ時には、お墓は夫と別々に……等。
 特に戦前迄、家族や夫婦関係が調和でうまく行なわれてきたわけでは無く、封建的な男性中心の家族制度に、女性を縛り‐押さえ込み、従わせてきただけで、男と女の関係が自由・調和で在ったわけではありません。
 その男性性・女性性の根源的な働きは、神・仏の世界にあるわけですから、神・仏の男性性・女性性の性の歪み——<半身>の問題に依る性差別は、生命誕生の久遠の過去から、20世紀末までずっと続いてきた事になります。
 旧体制宇宙の歪んだその仕組みによって、女性神・如来(女性の仏)・女性の神霊は、その働きを呪縛され、封じ込められて、自立・自存して表の世界の中心に立って、生存できないようにさせられてきました。自由に生きられない為に否定的となり怨念神化して、却(かえ)って旧体制のシステムに使われてしまうことになってしまった女性神が、あまた存在する事になりました。
 例えば自然の諸力・五大要素の、土の素材要素の働きに係ります、オオクニヌシ神の妻神‐スセリヒメ系の神は、細菌や毒をバラまくニブツヒメと言う怨念神と成ってしまったり、水のエネルギー要素の働きに係ります、クニトコタチ神の妻神‐ヒツジヒメ系の神は、火を吐き・恐怖心を与え取り込んでしまうヒィドラー・ナマハゲと言う怨念神化し、火の体要素の働きに係る、イザナギ神(父神)の妻神‐イザナミ系の神は、男性系の神を誑(たぶら)かして取り込んでしまう、夜叉(やしゃ)(黒髪夜叉・白髪夜叉)となっていました。
 風の意識要素の働きに係ります、スサノオ神の妻神‐キクリヒメ神は、イシコリドメ・ヤマンバという怨念神となり、情報や記憶を操作して、意識や心を固めて虜にし喰ってしまったり、空(くう)のミタマ要素の働きに係ります、コトシロヌシ神の妻神‐ワカヒルメ神は、あらゆる否定的・怨念的な働きを呑み込み、<虚無>化(閉じこもり化)してしまう、キマイラ・ハンニャの怨念神となっていました。
 ちなみに、旧体制宇宙を変革して正しく生きようとして潰された男性神に関しまして——オオクニヌシ系の神は、医療や薬品を通して虜(とりこ)にして支配する、クスシ(薬師)‐特殊神と成り、クニトコタチ系の神は、呪いの働きで相手を支配する呪力(じゅりょく)‐特殊神、父神‐イザナギ系の神は、まじないや占いで蟲惑(こわく)(まどわ)し虜にする惑神(ワクシン)の特殊神となり、スサノオ系の神は、情報を記録する働きで意識操作する知恵‐特殊神化し、コトシロヌシ系の神は、宗教や学問・他で使う教典や本の言語を通して支配する言葉の特殊神化してしまい、宇宙浄化・宇宙革命の掻き回し役をやらされてきました。
 男性の特殊化してしまった神様と、女性の怨念化してしまった神様方が、ともに純粋で自由・調和の働きの正神の姿へと速やかに、完全浄化・完全脱皮! 致しますよう祈り上げます。
 仏界コースの仏・如来の旧仏界に関しましては、仏教では<変成男子(へんじょうなんし)‐転女成仏(てんにょじょうぶつ)>を説いて来ましたように、女性はそのままでは成仏することができずに、一度男性に生まれ変わって来ないと仏になれないシステムになっていました。この変成男子・転女成仏については、仏界宇宙革命の中の課題の一つとして進行していますが、複雑な仕組みになっていますので、仏界コースの新仏界革命の<衣鉢(いはつ)継承>のところで詳しくお話し致します。

○<生殖器交換>の仕組み:
 次に生命宇宙の初めに、半身の問題と同時に起きた<生殖器交換の仕組み>についてですが、最初の神のはじめさん‐オオクニヌシ神と、妻神‐スセリヒメ神には、生殖器が有りませんでした!? 魔的に歪んで汚れた働きの宇宙から始まってしまった為に、生殖器が無い不具な男性神・女性神が生まれることになってしまいました。
 生命体の大本の働きの<原体>から、両性具有の神が形成されたわけですが、その原体で一人神‐はじめさん(オオクニヌシ神)を創り、そこから女性性‐陰・マイナス・悪魔(゠欲望)の働きを抜いてスセリヒメ神を創り、生殖器が有りませんでしたので、本体の余り(廃材)の働きで生殖器を作りました。そしてそれを、男性神・女性神にそれぞれ付けて子供ができるようにしましたが、すでに生殖器は本身の働きにとっては異物で、さらに、男性性・女性性の相反する働きが加味されて激痛が生じることになり、それを付けている事ができなくなってしまいました。
 すかさずに両方の生殖器は切り捨てられて、宇宙のゴミ捨て場に捨てられてしまいました。ここから生殖器についての、さらに大きな問題が生じる事になります。まず、ゴミ捨て場に捨てられた各生殖器は元にもどろうとして、男性神・女性神に取り憑きますが、当然振り払われようとしますが……執拗に喰いついて離れずに、あげくは、その神の表現体<本体>の体要素を喰い尽くしてしまいました。さらには、その夫婦神のイノチの中心の働きの<ミタマ>も喰い尽くしてしまったとの事です。
 その為に最初の神は、アニメ映画の「もののけ姫」(宮崎駿監督)に出てくる<木霊(こだま)>の様な、お化け的な存在になってしまいました。当然、宇宙運営にも歪みや狂いが生じる事になります。
 このままでは、子供の神を産んで次の宇宙を作ることができませんので、次に現われた男性神・女性神は、半身の仕組みに加えて、他のペアー神と異物的な働きを有した<生殖器>を交換し合うことで、苦痛が多少、緩和することになったようです。子供の神が生まれ、新たな宇宙が創られることに成りますが、女性神はある程度子神が成長するまで、自身の胎内で育てることに成り……産み出すまでは、苦痛を託(かこ)つことに成ります。
 私たち物質人間界での、受胎から出産にまつわるトラブルや苦痛や、時には死に至るような出産劇の歪みやストレスは、神々の始まりの世界からずっとその矛盾‐歪みが存在していても改善されずに、現在に到ってしまったからでした……。
 20世紀の終わりには、神界を中心に<ミタマ>の自己確立の仕組みが、25年間要して成就しましたが、21世紀に入ってからさらに25年間要して、この<生殖器交換><半身の仕組み>が最大の仕組み・課題となって、現在も宇宙革命は進行しています。
 異常に思われるかもしれませんが、私たち人間は霊界次元で、この生殖器交換と半身の仕組みを調整する為に、自分の本来の生殖器と五代前の先祖のそれとが交換され、半身の問題に関しては、二代前先祖と本身と半身の問題を——男性は女性の先祖と、女性は男性の先祖と調整する為の仕組みを負って、この地球世界に生まれてきたことになります。
                                 浄化の会
 
           
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