『中国の潰されたスセリヒメ神の仕組み』No.3

令和2年の<世界神行>の十大陸<*>は、中国(大陸)がそれに当たり、十神界ではスセリヒメ神(界)が担当していますが、中国のスセリヒメ神(仕組みグループ)は潰されて大陸の地下に封じ込まれている、とのことです。

そのスセリヒメ神については、メソポタミア文明の時代(紀元前3500年〜3000年頃に、チグリス川とユウフラテス川との間(=メソポタミア/ギリシャ語で川の間の地)で、シュメール人によって展開した世界最古の文明にも関係していました。

メソポタミヤ文明に係わる神界の仕組みが、「ギルガメッシュ叙事詩」に脚色されて、特に潰されたスセリヒメ神の件くだりが「豊穣の神イシュタルの冥界下り<*>」として語られています。

「冥界に下る」話は「出雲神話の国譲り」でも説かれています。天津神系・アマテラス(ワカヒルメ神変化のヒツジヒメ神)-機械神(軍団)に潰されて、葦原中津国あしはらなかつくに(日の本・地球)を略奪された、国津系-オオクニヌシ神(大己貴/オオナムチ神)は「黄泉(よみ)の国に降りる」——黄泉(冥界・地獄)に落とされて(出雲大社の地下・黒闇の世界に)封じ込まれる神話がありますがその時、妻神・スセリヒメ神も一緒に潰されて「私は今、百(もも)足らず八十隈(やそくま)で(遠く離れた所)へ隠れます」「隠れる」は黄泉・冥界に堕(おち)たことを意味します。

世界中の神話には……(略)