『川崎市・多摩川‐河川敷地<地の行>』 (補・追加)

✻《多摩川》の源流の一滴は、秩父山系の笠取山(1953m)から始まる。湧水が集まっていくつもの渓流が小菅川となり、雁坂峠付近に小さい分水嶺(石の三角柱が立っている)がありそこから、山梨市側は笛吹川となって富士川へと流れ注ぎ、秩父市側は荒川となりやがて東京湾へ、甲州市側は多摩川となって山梨県・東京都・神奈川県へと流れ継いでいる。

多摩川の全長の138km、流域面積は1240㎢の一級河川ですが、護岸化されていない河川敷が多く、アオサギ、イソヒヨドリ、モズモズ、チョウゲンボウ、等、何種類もの野鳥が川面を飛び交い、行く川の流れにタンポポ・カラシナ・アブラナ・ヒナゲシ……等の野草が、四季折々の彩りで染めている。

河川・滝、湖沼の《水の働き》は、地表を清め潤し、植物に滋養・水分を運び、ダムで川を堰き止め、水を電気‐エネルギーに変えている。