久遠の過去の原初的な生命・宇宙の時から、男性神は表の宇宙(せかい)運営を行い、常に女性神は日陰的存在で、使い古されて汚れ・廃棄されたゴミ・ヘドロを浄化する、後始末的な役目を負わされてきました。汚れて堕落した旧-機械体制宇宙の浄化システムをそっくり表現しています<大祓詞(おおはらえのことば)>——日々神社で神主さんが神様に奏上(そうじょう)していますが、その浄化神の<祓戸(はらえど)の大神>は「水(滝・川)・セオリツヒメ神、風・イブキドヌシ神、地(渦潮)ハヤアキツヒメ神、火・サスラヒメ神」となっていますが、<空(くう)の働き>の神・ワカヒルメ神は、夫神・コトシロヌシ神とともに、黒闇の黄泉(よみ)の国に落ちていましたので、その浄化神としても加わっていませんでした……。
生命宇宙の創生の始めの女性神の誕生に、女性性への差別が生じたことにプラスして、更に想像を絶することが起きていました。無源‐生命が汚れていたことで最初の夫婦神には<生殖器!>が付いていませんでした。その為にこの宇宙の外の無源領域からエネルギーを取り込んで(粘着力)、生殖器を作りそれを夫婦神に取り付けたと言うことですが、体内に取り込まれた生殖器は女性神にとって、特に不調和な異物として働き、生殖・受胎には死に瀕(ひん)する程の激痛が生じた為に、それを切り取って宇宙のゴミ捨て場に捨ててしまうことになります。