『出雲‐iZUMOは島でした』  No.6

<国譲り神話>にリンクする、人の世のお譚(はなし)は——

大和国の景行(けいこう)天皇の命令で、皇子のオウスノミコト‐

ヤマトタケルは 、ヤマト王権に抵抗する、

九州の国津神の国の一つ、熊襲国(くまそのくに)を治める、

クマソタケル兄弟を、陰謀を巡らせて謀殺(ぼうさつ)するる。

出雲国でも、国主‐イズモタケルを策略(さくりゃく)して滅ぼす。

「やつめさす 出雲建(イズモタケル)が 佩(は)ける大刀(たち)

黒葛(つづら)多纏(さはま)き さ身(み)無しにあはれ」

ヤマトタケルはイズモタケルと仲良くなり、

出雲の斐伊(ひい)川でしばらく、一緒に水浴して、

先に上がり、イズモタケルの太刀(たち)を、

木刀にすり替えて、太刀合(たちあわ)せを申し込む……。

 

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