『メキシコ冨士・ポポカテペトル山/アステカの仕組み』 No.1

ポポカテペトル山は日系人や日本人に、「メキシコ冨士」と親しみを持って呼ばれている、円錐形の成層火山で時々噴火している。2020年1月9日には溶岩や火山灰を伴った噴煙を上げました。
ポポカテペトル山(5500m)はメキシコ合衆国の首都・メキシコシティーの東南70㎞の所にあり、ナワトル語では「煙りを吐く山」と呼ばれてきた。

15世紀から16世紀の初め頃までの95年間、メキシコ高原にピラミッド建設初め、首都・テノチトランの島にチナンパ有機農法や廃棄物ゼロ社会・他など、高度な文明を築いて栄えた〈アステカ(帝国)‐メシカ〉は、1521年にスペインによって滅ぼされ植民地化されてしまいましたが、その言い伝えでは、ポポカテペトル山が噴火すると「この世の浄化が始まる」、「略奪された全てのものが蘇る」、「アステカの呪い」等との言い伝えがありました。
メキシコの隣でユカタン半島や、ベリーズ・グアテマラ・ホンジュラスの領域に、アステカ同様に高度な文明を築いて栄えた〈マヤ文明〉にも、同様の言い伝えがありました。