《ミタマ(魂)‐太陽叢(そう)呼吸!》とは、何のことでしょうか?
旧‐神仙道のヨガでは<呼吸法>を、厳密に10数種類以上に分けて訓練・指導を行っています。腹式呼吸(横隔膜)や丹田呼吸(下腹‐ヘソ下3寸の太陽神経叢)、全身で行う烈しい<火の呼吸!>、胸式呼吸……等々。
私たち<光元堂グループ>で、これから行う呼吸法は一つ、《ミタマ(魂)太陽叢(そう)中枢‐呼吸》です。合宿でもそれは行いましたが、トータルに整理・意識化は成されていませんでした。
まず単純に、吐いて‐吸って<鼻‐呼吸>を、今・いま・今にし続けていますと、<ミタマ‐呼吸!>は起きてきます。自然に無意識でも<全身!>で呼吸していることが確認できます。頭全体-頭頂〜手の先・足の先に至るまで、全身が呼吸していて同時に、暖かい気と光が全身を流れ巡っていっているのが感じられます。ヨガではたくさんの呼吸法が開発・提示されていますが、わたくし達の呼吸法とどう違うのでしょうか? まずヨガの呼吸法からお話し致します。今は辞めてただの人ですが、僧侶になる前にわたくしは、インドに半年ほど滞在して、ヨガや精神療法・他を学びに行ったことがあります。
ヨガで行う<火の呼吸>と似ていますが、ヨガではその烈しい丹田呼吸を、超能力開発を目的として、全身をシェイクして呼吸行法を行います——全身‐火がついたように熱くなり、有酸素運動が起こり細胞や神経が活性化して元気になります。身体にはチャクラ(中枢・輪)と言う、生命維持を司る上で大切な7つのセンターがあると言っています。それらの各働きが覚醒しますと人間を越える能力‐超能力を獲得して、聖賢者<ヨギ>になることができます、と。
例えば<イエス・キリスト(聖霊神/現在は大神に脱皮)>は聖書に記載されていない青年時代に、インドに行き神秘ヨガをマスターして超能力をつけたと言われていますが、湖の上を歩いたり、嵐を沈めたり、難病を直したり……等、数々の奇跡を起こす超能力者であった、と。
シャカ如来(現在はシャカ大神)は奇跡や<無記>と言って、説明や証明することがが難しいことを話すことを禁じていましたが、仏典には神通力で千仏化現(けげん)の奇跡=千体に及ぶ仏を生み出して、その化仏(けぶつ)から水や火を出させたり、ある池の空中に浮かんだり、自分の体を何体か生みだす分身の奇跡を起こしたり……等。シャカやキリストはヨガの導師(ヨーギ)やアヴァター(神の化身)的な存在であり、修行時代にはヨガを行なっていたと説いています……。
が、この修行のあり方は人間を越えて神となって行く道ではなく、自然体としての人間性を捨てて、超能力者・聖賢者<超人‐サイボーグ>化を目指すもので、それは生命進化の正い道ではありませんでした。
<佐田靖治御大師>が説いている惟神(かんながら)の道=「神となる道」の行法以外は、すべて、仏教もキリスト教・イスラム教も、ユダヤ教・盤古教(道教・他/中国の古代の宗教)も……新興宗教(阿含宗・池田教‐創価学会・・他)も、全ての宗教は生命本来の<神への道>を求めるのではなく、歪められて、聖賢者・仏‐如来……<超人・サイボーグ!>を目指した宗教となってしまっていました。