『自然の諸力<火の働き>体要素の仕組み』 合宿用

<火の働き>
ローソクや焚き火の炎が静かに、ホノメいている様を見ていると心が安らかになってきます。それは自身の身体の<火の働き(体温)>が炎に連動して、心にも火の働きの温もりが伝わって来ているからです。
日頃わたくし達は自分自身の中の<火の働き>体温を始め、他の<自然の諸力>=地・水・風・空の働きから意志しなくとも、その働きの恩恵を受けていることなど考えたり致しません。
例えばインフルエンザにかかり四十度近い高熱となった時、体温を上げて免疫力を高めて滅菌している身体に、感謝する人はいないでしょう。むしろ高熱による身体への弊害を畏怖いふして何としても体温を下げようとしています。風邪菌に侵された身体はその時、ウイルスと戦っていて何としても滅菌する必要で体温を上げています。
高熱が極まって来ますとすぐに体温は変わることなく、逆にゾクゾクとする寒気が襲ってきて身体が震えることがあります。その時たくさんの汗が出ていましたが高熱で、脳や他の器官に障害が出ないように発汗作用の<水の働き>で、自然に体温を下げようとしていました。
皮膚の体温センサー(触感)がキャッチした体温調整の指令は、脳の視床下部の<体温調節中枢>で行い、交感神経を通して<副腎髄質(副腎の一要素)>に伝達され、アドレナリンが放出されて心臓の拍動(心拍)促進が行なわれ結果、発熱が起きてきます。
自然の諸力の働きとしては身体の<副腎>は、火の働きそのもの具体的な中枢を形成しています。人間の身体はどなたが設計したのか、緻密・精密に超‐機械ナイズされていて神秘そのものでもあります。
副腎に関しては最先端の医療科学でも、他の臓器と比べていまだその働きは未知の領域のようです。
自然の諸力の<火の働き>は身体では<副腎>がその中枢の働きを司り、さらに骨格(体要素)の中枢の働きも司っています。姿勢が悪いと体温低下=免疫力低下を招きます。最近ようやく医学的にも、骨と免疫力とが深い関係があることが明らかになって来ているようです。

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