〈菫(すみれ)色の詩章(ポエム)〉
オオクニヌシの妻神‐スセリヒメ大神(おおみわ)は、
その行方知れぬままに、現代(いま)に至るらし……。
オオクニヌシの大神(おおみわ)は、天孫系<タヂカラオ・フツヌシ>-
大魔神戦団に、国津系<タケミカヅチ>武神集団が戦わずして、
木端微塵(こっぱみじん)に粉砕される……悪逆非道の、
侵略戦争を目の当たりにし、血涙してお隠れ(自死)成るる。
大神(おおみわ)が二度と復活して、このクニに立たぬよう、
神の国の地獄〈黄泉(よみ)の国〉に——入り口の比良坂(ひらさか)より、
汚して堕(お)とし‐封じ込めて、その上に木造建築-世界一の高さの、
〈出雲の大社(おおやしろ)〉を、怨霊封止(おんりょうふうじ)の社として建築す。
三度(みたび)に渡る、アマテラス〈国譲り劇〉は、
平和裡(り)の和議‐申し立てによるものでなく、虚偽・
捏造(ねつぞう)された〈天孫降臨神話!〉を 現代(いま)ここに訂正(コレクション)す。