『何処からやって来たの』No.1

「過去・現在・未来、私のワタシの<わたくし>‐
生命の本体の《ミタマ(旧‐魂)》は、何処(いずこ)からやって来て、
何処に行くの……底なしの<不安・虚無>感を抱えて」

窓越しに、何気なく夜闇(よるやみ)を覗いた時、
杉樹林や、一本で杜のような蝦夷(エゾ)松、銀杏(ぎんなん)のイチョウ樹、
刈られた苜蓿(うまごやし)・クローバーなど雑草地に、
終(つい)の色採り採り枯れ葉たちが……
真っ白な雪となって降りていた。
風はなく、楓や銀杏の紅葉した葉が、
ハラハラと舞い・舞い放下(ほうげ)してる。
窓の息の靄(もや)をぬぐい去ると、建物の自動点滅機の
明かりが、白きしろい雪白となって降っているる。