『光りの館』

ぬばたまの長い髪の毛を、三つ編みに結(ゆ)うように、

植物の繊維や茎を柔かくし、細長く撚(よ)り合わせて、

縄を綯(な)って、モノを括(くく)ったり、つなげたりした、

縄文のむかし……祭祀(さいし)に使うのか、

燃え立つ炎(ほむら)を粘土で造形した〈火焔土器〉や、

宇宙服を纏(まと)った宇宙人の姿した〈遮光器土偶〉、

中心に円を空け、中円と線彫りで彫刻して、

小円を散りばめた、「どなたにさし上げる」

チーズ・クッキー素材な簪(かんざし)や、

多様なデザインで、漆塗りした櫛(くし)のにぎり、

10本の、ツララの下がった櫛の歯で梳(す)く、

髪の毛の少女は、どんな衣服〜着ていた、

三千年以上前の、縄文のファッション・デザイン……。 

 

 

 

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