陸地の塩は、今から数億年から数百万年前、
地球内部のエネルギーによって引き起こされた地殻変動などで、
陸に閉じこめられた太古の海水に由来する。
海水は長い時間をかけて大気や水が循環する中で、
結晶と溶解をくりかえして、岩塩や塩の湖が生まれた。
日本には山上で岩塩が取れた場所が何カ所か在り、
栃木県山岳地帯の<塩原>平原に在った塩は、
かつて生産されていたらし……。
<佐田御大師述>;
「本来の生命を取り戻すために戦っているが、その道筋は困難を極めている。(新無源への)帰り道の<科学、塩、光>という三つの要素である。
帰り道の科学とはゼロ管理システム、塩とは塩そのものではあるが、その塩の正体が解明されてはいない。本来の生命が誤った科学によって廃墟化した残滓とでも言えばいいのであろうか。仕組みが物領者コースから冥界魔物自然神コースに移行していく過程で、海に溶け込んでいるだけだった塩が、陸地に湧いてくるようになった……それが新しい仕組みの芽であり、よみがえろうとしている新自然の過去の残骸なのである。」
