『言の葉幻想』No.3

 

善と悪が混じった欲望=魔的な働き、無源‐意識から、

宇宙(せかい)が始まっていったらし!

善であることや、悪であることも捉(とらわ)れる必要はない。

善にも悪にも染まらない、善でも悪であって良い、

捉われのない心‐意識が、これより、

ハレやかな生命・宇宙を構築してゆく。

量子機械コンピューターの端末〈AI〉操作に、

支配されない、日々刻々自由自在・調和を、

実行している無源(む)的な存在がいるる。

わたくし達の内-外に、傷だらけの生命・宇宙を包む、

新たなる生命・宇宙の源の《無源》創生へ、

軽やかに槌(つち)・鼓(つづみ)打つ、人間・神・無源をも越えた、

大きなる生命・存在のする、警鐘音(おん)〜

響きが、聴こえてこないか……

無心の「宇宙革命」の《言の葉》を通して。

『言の葉幻想』No.2

 

「よい」はカナの二文字でも、読音(おん)も意味も多様かな。

好い、佳い、快い、良い、善い、酔い、

宵、夜寝、世い、淑、四位……トータルに、

言の葉を多様に理解した時、こころは無心となり、

強制力はなくなり、場は自由発想の空間に転じて、

言の葉の働きは、誰のものでもなく共有されているる。

宗教の言う「はじめに言葉・ロゴスありき」ではなく、

時間も空間もない、生命エネルギーのエッセンス、

のみ満ちた無の領域《無源》のはじめに「意識あり」

時間も空間もない《無源》から宇宙や生命が、

はじまるとしても、それが完全無‐純粋・無垢だったなら、

世界は無、何事も何物も何者もはじまりはしない。

『言の葉幻想』No.1

詩文 中嶋 稔

心地よい言葉ではない、

偽善的‐鋭利なナイフで裁断するかの、

匂いのする「不適切発言!」=

(Inappropriate comment)……言葉は、自覚して、

心底‐無心、統合‐調和を意識して使わない限り、

すべて不適切発言、機械・記号的な言‐動となるか。

宗教的・学術的、倫理・道徳的に正しいと思える言‐動は、

特に要注意! 善的な威厳感〜強いる力をもって、

突き刺さって来ないかことば。

日本語の意味は一つではない、裏・表、

善・悪〜多様の意味・働きがある、

から強制することなく「……と言う見方・考え方もある」

『海水‐藻塩幻想』 No.3

 

龍宮の神〈三女神〉の神話は古事記に、スサノヲ神がアマテラス神に、

高天原に来て狼藉——生きはぎさか萩派立ち罪を働いたのは乗っ取る為ではなかった

誓約(うけい)——によって生まれたと記されている、

不可思議考……遥か時をへた現今(いま)では、

九州は〈宗像大社〉の神として祭祀されているる。

辺津宮(海辺)‐市杵島姫・イチキシマヒメ(スセリヒメ神)

中津宮(島)‐湍津姫・タギツヒメ(ヒツジヒメ神)

沖津宮(島)‐田心姫・タゴコロヒメ(キクリヒメ神/多紀理姫・タギリヒメ)

浦島太郎(スサノヲ神系魂ミタマ)伝説は、

昔むかし大昔‐二百五十万年前に、百五十年間に渡り、

《ムウ大陸文明》の主宰神スサノヲ大神のお秘儀(はなし)ではなかった

『海水‐藻塩幻想』 No.2

 

太平洋上に在った、広大なムウ大陸が沈み込み、

同時期にその下の大陸棚がシーソウして、

「ぎったんばっこ!」するかに、中国大陸と陸続きの、

海の底に在った日本列島のバックボーンの奥羽山脈‐

蔵王連峰が隆起して、現山岳を形成して行った不思議。

地球《太古の伝承》は、開かずの扉の秘密の蔵に、

あたかも過去の過去のかこは、未開‐野蛮‐原始、

文明と呼べるものなど無く、恐竜と氷の世界ばかりと、

地質科学分析して、〈真理〉は地球の地下、

黒闇界に封印・施錠されてしまっているる。

童歌や民話にはその〈秘密〉の一片‐

不思議噺ばなしが辛うじて伝承され、唄われてきた。

「むかしむかしうらしまは

たすけたかめにつれられて

りゅうぐうじょうにきてみれば

えにもかけないうつくしさ」  (童歌‐龍宮城神話)

『海水‐藻塩幻想』No.1 中嶋 稔

                    中嶋 稔

海中にゆらいで生えている海藻(かいそう)〈ホンダワラ〉と、

海水で作る滋養豊かな〈藻塩(もしお)〉……塩には、

コンピューターでも使われる、

希土類(きどるい)〈レアアース〉が含まれているらし。

綿の実が開絮(はじけ)て咲いた、綿花(コットン)のような、

雲がもいくつも流れ行く。

みじんの風が、感じられないのに、

日本列島の背骨(バックボーン)の奥羽山脈‐

蔵王連峰の稜線に沿って、まったりと、

過去から未来に向かって、シルクロード行く、

 長いながいラクダの隊商に似た雲・くも達、

逢魔(おうま)が時を紅花色に染めて、流(ル)・ル・ル、

流れ行く……およそ、百万年前に、

太平洋下にあった蔵王連嶺、さらにむかし、

太古の昔、二百五十万年前から、

太平洋上に在った《ムウ大陸‐文明!》は、

超高度な科学文明を築き、栄枯盛衰〜

百五十万年後の大自然災害・天変地異により、

太平洋下に、跡形もなく沈み込み、

海の藻屑となってしまった

「いま今いま今に」No.2

 

いまいまいまから

いまいまいまなら

いまいま ラ・ラ・ラ

いまいまいま 楽し!

 

いまいまいまが

いまいまいまに

いまいまいまと

いまいまいま 無心!

 

はるか銀河宇宙の

かなたの星々が

いま今いまに 陽と陰

善と悪 素粒子 融合して

ハレ渡っているるか!

「いま今いま今に」No.1

詩文 中嶋 稔

 

いまいまいまが

いまいまいまに

いまいまいまと

いまいまいま 喜ぶ!

 

いまいまいまは

いまいまいまを

いまいまいまに

いまいまいま 怒る!

 

いまいまいまよ

いまいまいまから

いまいまいまさ

いまいまいま 哀し!

『も一人のワタクシ』No.3

 

地球(テラ)の温暖化‐エルニーニョ現象、氷山・氷河の溶融による、

陸地の水没・水害、異常高温気象で野菜・果物・樹木の、

自枯じがれれ・立ち枯れ……眼に見えない機械科学システムによる自然破壊、

第二次大戦後、〈コンピューター〉の急ピッチの進化・躍進で、

廃棄された〈自然環境〉、圧し潰され隠されてしまったた、

自然生命世界、その《精霊》達の復権・復活劇は、

何時いつに始まる……人の手の入った百年の杜(もり)に入り、

日頃の喧騒にまみれた五感を閉じ、

頭蓋に〈無心〉を穿孔(せんこう)して、内なる耳を側建(そばだ)てて、

想念(アストラル)界の精霊たちのする、秘密儀軌(ヒソヒソ)ばなしを聴聞する。

「青き地球は白・黒、偽善・偽悪の戦争で惑(まど)わかし合っているが、

異次元宇宙で震撼してる〈革命!〉の跫音(きょうおん)が届いて来ないか」

『も一人のワタクシ』 No.2

 

植物の精霊達が、何やらお喋りしているる、

いま眼にしている、機械コピー的な植物達と違い、

イキイキと自由に、場所を移動して飛び廻ってる。

人類の物質現象世界と、植物‐精霊界との間は、

厚いガラス様の壁で遮断され、閉じ込められているかに、

おいそれと、交流できないようになっている。

眼にしている現生(うつしよ)の現象界には、機械コピー化された、

植物の妖霊がばっこし、かどわかし等してないか。

異次元のあの世の常世(とこよ)には、自然生命〜本来の生き様がが、

潜んではいないか……何が起きたのか、

セミ族が一斉にお噺(はなし)しているかの、精霊たちの、

声音こわねがしてその出番を、今いまと待っているる。

                            〜つづく〜