何処からやって来たの』No.5

 

生命・宇宙の発生の源《無源》に汚れありて、
誰(たれ)‐神も無源自身も、そのいわれ知ることなし、
無源の生命エネルギーのエッセンス‐意識に、汚れ<欲望!>あり。
そは生命・宇宙を創造する欲望=<魔>的な働きかな。
生命エネルギーのエッセンスの、働き以外《無源》に、
空間(宇)・時間(宙)もいまだ何一つ無し、
それを無とも言う、無源の汚れた意思・欲望から始まった、
不具合な生命・宇宙のはじまり……生命の生存‐進化の道は、
無源に最初に精霊界が出現し、ミクロ生命種より微小生物〜
植物種へ〜動物から〜更に人間に進化・脱皮して、生命の最高段階の、
両性具有の一者・初めての<神(カミ)!>の誕生となるる。
初めに神・仏・霊(神)があり、世界を創造した宗教神話は是正される。

つづく〜

『何処からやって来たの』No.4

「宇宙の暗黒(ダーク)素材は、何からできている?」
 遥か悠久〜久遠の過去から、生存を重ねて来た生命・宇宙、
そのシステムや生命体が廃棄された屍(しかばね)と成り、
ゴミと成って堆積し、やがてヘドロ化し無限の宇宙空間に、
ミクロな黒闇(やみ)物質・黒闇エネルギーとして、
拡散・分散して染色していったモノ……。
サイエンス・フィクション<SF映画>をゆうに越える、異次元の
<神・仏・霊>の生命・宇宙では、惨劇が展開して来ていた。
SFは空想・フィクションの科学物語などで無く、
事実、起きたドラマ! 眼には見えない異次元宇宙(せかい)で起きている、
本当の実相(こと)、アーティストの直感智で、古事記や世界の神話・
伝説でのように神話・仏話・霊話や、現に異次元宇宙(せかい)で起きている、
真相(コト)を描写・実写化していた。
完全<無>からは、どんな有象(うぞう)‐事象も生じはしない。
この生命・宇宙は<無>そのものから始まったのでなかった。

『何処からやって来たの』No.3

 

茜色(あかねいろ)に染まる夕刻の逢魔時(おうまがとき)の空の下、
都市の高層ビル・ジャングルの雑踏の喧騒(けんそう)を、
歩いている時に、突然、襲われる、
頭蓋の奥の上方から、<虚しさ>・無気力感に。
行き交う人々はみな精巧な、サイボーグ人形のよう、
ナチュレの表情が、こんにゃく仕立ての金属的破顔(はがん)となり、
<空無>感を漂よわせながら足早に、いずこに向かって歩いて行く。
人類共通の心の深層に、眼には見えない<虚無>のエナジー・ビームが
彼方〜久遠の過去から、やって来ていはいないか。
夜(よ)る観る無辺大に拡大した、黒闇の海の生命・宇宙、
<そ>は暗黒(ダーク)エネルギー(68%)と、暗黒物質(ダークマター)(27%)、
半透明な虚空間を構成し、物質要素は(5%)といまだ、
最新の宇宙物理科学は仮説としているらし。

『何処からやって来たの』No.2

 

21世紀、機械科学文明が世界の巷間(こうかん)を、
にぎにぎしく虚飾し、繁栄し始めた時から、
アナログ・デジタル‐コンピュータが、
電子コンピュータに進化脱皮する頃から、
分けもなく朝の目覚めが哀しく、疎外感、
重い<虚無>感をまとってきていなかったか。
動けぬベッドに身をまるめて、<空虚>を、
優しく圧し消すかに、呼吸を腹部に落とす。
おヘソの少し上の奥の、生命の本体、
《ミタマ!》の<空>と言う器の働きにつながる、
太陽神経叢(しんけいそう)の辺りを意識し、鼻腔(びくう)でゆったりと、
吐く息・吸う息を繰り返す……何事も、微塵も、
無かったかのよう、心理学者の言う集合的無意識の、
<不安>感が不思議、跡形もなく消えてゆく。
他の時日(じじつ)にもステロタイプ、繰り返えし、
<そ>を体験している不可思議かな。
「止まない雨はない」の囁囁(ささや)きもしてる。

『何処からやって来たの』No.1

 

「過去・現在・未来、私のワタシの<わたくし>‐
生命の本体の《ミタマ(旧‐魂)》は、何処(いずこ)からやって来て、
何処に行くの……底なしの<不安・虚無>感を抱えて」

窓越しに、何気なく夜闇(よるやみ)を覗いた時、
杉樹林や、一本で杜のような蝦夷(エゾ)松、銀杏(ぎんなん)のイチョウ樹、
刈られた苜蓿(うまごやし)・クローバーなど雑草地に、
終(つい)の色採り採り枯れ葉たちが……
真っ白な雪となって降りていた。
風はなく、楓や銀杏の紅葉した葉が、
ハラハラと舞い・舞い放下(ほうげ)してる。
窓の息の靄(もや)をぬぐい去ると、建物の自動点滅機の
明かりが、白きしろい雪白となって降っているる。

『言の葉幻想』No.3

 

善と悪が混じった欲望=魔的な働き、無源‐意識から、

宇宙(せかい)が始まっていったらし!

善であることや、悪であることも捉(とらわ)れる必要はない。

善にも悪にも染まらない、善でも悪であって良い、

捉われのない心‐意識が、これより、

ハレやかな生命・宇宙を構築してゆく。

量子機械コンピューターの端末〈AI〉操作に、

支配されない、日々刻々自由自在・調和を、

実行している無源(む)的な存在がいるる。

わたくし達の内-外に、傷だらけの生命・宇宙を包む、

新たなる生命・宇宙の源の《無源》創生へ、

軽やかに槌(つち)・鼓(つづみ)打つ、人間・神・無源をも越えた、

大きなる生命・存在のする、警鐘音(おん)〜

響きが、聴こえてこないか……

無心の「宇宙革命」の《言の葉》を通して。

『言の葉幻想』No.2

 

「よい」はカナの二文字でも、読音(おん)も意味も多様かな。

好い、佳い、快い、良い、善い、酔い、

宵、夜寝、世い、淑、四位……トータルに、

言の葉を多様に理解した時、こころは無心となり、

強制力はなくなり、場は自由発想の空間に転じて、

言の葉の働きは、誰のものでもなく共有されているる。

宗教の言う「はじめに言葉・ロゴスありき」ではなく、

時間も空間もない、生命エネルギーのエッセンス、

のみ満ちた無の領域《無源》のはじめに「意識あり」

時間も空間もない《無源》から宇宙や生命が、

はじまるとしても、それが完全無‐純粋・無垢だったなら、

世界は無、何事も何物も何者もはじまりはしない。

『言の葉幻想』No.1

詩文 中嶋 稔

心地よい言葉ではない、

偽善的‐鋭利なナイフで裁断するかの、

匂いのする「不適切発言!」=

(Inappropriate comment)……言葉は、自覚して、

心底‐無心、統合‐調和を意識して使わない限り、

すべて不適切発言、機械・記号的な言‐動となるか。

宗教的・学術的、倫理・道徳的に正しいと思える言‐動は、

特に要注意! 善的な威厳感〜強いる力をもって、

突き刺さって来ないかことば。

日本語の意味は一つではない、裏・表、

善・悪〜多様の意味・働きがある、

から強制することなく「……と言う見方・考え方もある」

『海水‐藻塩幻想』 No.3

 

龍宮の神〈三女神〉の神話は古事記に、スサノヲ神がアマテラス神に、

高天原に来て狼藉——生きはぎさか萩派立ち罪を働いたのは乗っ取る為ではなかった

誓約(うけい)——によって生まれたと記されている、

不可思議考……遥か時をへた現今(いま)では、

九州は〈宗像大社〉の神として祭祀されているる。

辺津宮(海辺)‐市杵島姫・イチキシマヒメ(スセリヒメ神)

中津宮(島)‐湍津姫・タギツヒメ(ヒツジヒメ神)

沖津宮(島)‐田心姫・タゴコロヒメ(キクリヒメ神/多紀理姫・タギリヒメ)

浦島太郎(スサノヲ神系魂ミタマ)伝説は、

昔むかし大昔‐二百五十万年前に、百五十年間に渡り、

《ムウ大陸文明》の主宰神スサノヲ大神のお秘儀(はなし)ではなかった

『海水‐藻塩幻想』 No.2

 

太平洋上に在った、広大なムウ大陸が沈み込み、

同時期にその下の大陸棚がシーソウして、

「ぎったんばっこ!」するかに、中国大陸と陸続きの、

海の底に在った日本列島のバックボーンの奥羽山脈‐

蔵王連峰が隆起して、現山岳を形成して行った不思議。

地球《太古の伝承》は、開かずの扉の秘密の蔵に、

あたかも過去の過去のかこは、未開‐野蛮‐原始、

文明と呼べるものなど無く、恐竜と氷の世界ばかりと、

地質科学分析して、〈真理〉は地球の地下、

黒闇界に封印・施錠されてしまっているる。

童歌や民話にはその〈秘密〉の一片‐

不思議噺ばなしが辛うじて伝承され、唄われてきた。

「むかしむかしうらしまは

たすけたかめにつれられて

りゅうぐうじょうにきてみれば

えにもかけないうつくしさ」  (童歌‐龍宮城神話)