『幻想の生命・宇宙詩』 No.3

「生命・宇宙は機械‐幻想!」

もう騙(だま)されてはいけない

この量子的<機械‐幻想>世界を

見て・観て・診て、良くよく視るる!

疲労する肉眼でも、あれかこれかの

心眼(幽眼/ゆうがん)でもなく、他を排斥する

唯一絶対を標榜(ひょうぼう)する霊眼(れいがん)でも、超人賢者の

慈悲・大欲の仏眼(ぶつげん)ではなくて、

清心<無心>な、魂(ソウル)<ミタマ>のする

神眼で「なに視える?」

はるか久遠・永遠の過去に、それはそれは

想像を絶することが起きていたのでした

今の人類社会よりさらに、歪んで汚濁した

眼を覆う、異臭の漂う生命・宇宙せかいでした

ある事由により、正・魔(欲)、善・悪の

エネルギーバランスが崩れ、生命・宇宙の

調和の原理・原則が踏み躙(にじ)られて

<神・仏・霊>人間も、潰れて異形(いぎょう)化し

悪魔・魔物、悪鬼、羅刹(らせつ)・魑魅魍魎(ちみもうりょう)

機械妖怪……が、悍(おぞま)しく跋扈ばっこする

惨劇の宇宙史を烙印していた……

 

〜2021年の師走月・年の瀬〜

☆あらたまの光あふれる、新たなる年につづく☆

『幻想の生命・宇宙詩』 No.2

「生命・宇宙は機械‐幻想」

<自然>と見ていたものが、実はナチュラルではなく

江戸の浮世絵師が、切磋琢磨(せっさたくま)して得た動体視力で

事象のその本質を見抜いたように

<波濤(なみ)裏の冨士>絵で、落ち来る波濤の

一雫(ひとしず)く、一滴・一滴を凝視し、描写していた

量子<ナノ‐ミクロ宇宙(せかい)!>、そこでは全て

相似形(フラクタル)に造形されている……

肉眼では視えない<量子コンピューター>

システムが造った<機械幻想>世界で

わたくし達は、精密な機械化(サイボーグ)人間として

生存して来ていたか……肉体と言う

<表現体>の各臓器、繊細な脳・神経‐

シナップス、あまた血管・毛髪に至るまで

どなた? かが緻密に生育・動作させている

それは人間、わたくしではない

物質界‐太陽系宇宙の地球で生きてゆく

肉体は百年の寿命の、高性能な宇宙服(サイボーグ)!

生命の根源的働きの魂(ミタマ)を運ぶ舟でした

『幻想の生命・宇宙詩』 No.1

             中島 稔

「生命・宇宙は機械‐幻想!」  

冬木立に、雪落ちの風の吹く

師走の冨士の御山(みやま)はことのほか

雪白の秀麗・神秘な、み姿しているる

背景には、果てしなく澄み渡った

紺碧の空……江戸の浮世絵師が

繊細の和紙に描いたかのよう

透明に底落ちした、その<北斎ブルー>は

久遠の旅に疲弊(ひへい)して、黒闇物質(ダークマター)色に

染め堕(おち)てしまった、生命・宇宙

その果ての果てにまで、突き貫いて

清冽(せいれつ)に祓え・浄化しているかに