『も一人のワタクシ』No.3

 

地球(テラ)の温暖化‐エルニーニョ現象、氷山・氷河の溶融による、

陸地の水没・水害、異常高温気象で野菜・果物・樹木の、

自枯じがれれ・立ち枯れ……眼に見えない機械科学システムによる自然破壊、

第二次大戦後、〈コンピューター〉の急ピッチの進化・躍進で、

廃棄された〈自然環境〉、圧し潰され隠されてしまったた、

自然生命世界、その《精霊》達の復権・復活劇は、

何時いつに始まる……人の手の入った百年の杜(もり)に入り、

日頃の喧騒にまみれた五感を閉じ、

頭蓋に〈無心〉を穿孔(せんこう)して、内なる耳を側建(そばだ)てて、

想念(アストラル)界の精霊たちのする、秘密儀軌(ヒソヒソ)ばなしを聴聞する。

「青き地球は白・黒、偽善・偽悪の戦争で惑(まど)わかし合っているが、

異次元宇宙で震撼してる〈革命!〉の跫音(きょうおん)が届いて来ないか」

『も一人のワタクシ』 No.2

 

植物の精霊達が、何やらお喋りしているる、

いま眼にしている、機械コピー的な植物達と違い、

イキイキと自由に、場所を移動して飛び廻ってる。

人類の物質現象世界と、植物‐精霊界との間は、

厚いガラス様の壁で遮断され、閉じ込められているかに、

おいそれと、交流できないようになっている。

眼にしている現生(うつしよ)の現象界には、機械コピー化された、

植物の妖霊がばっこし、かどわかし等してないか。

異次元のあの世の常世(とこよ)には、自然生命〜本来の生き様がが、

潜んではいないか……何が起きたのか、

セミ族が一斉にお噺(はなし)しているかの、精霊たちの、

声音こわねがしてその出番を、今いまと待っているる。

                            〜つづく〜

『も一人のワタクシ』No.1

☆詩文 中嶋 稔

文字を書いているわたくしの中、

脳髄でセミが鳴いている、

色々の蝉が一斉に鳴っている。

無心に成るととても騒がしい、

蝉の林を飼っているわけでは無い。

いつから無心が、始まったのか記憶にはない、

時々清澄なキーン音も通り過ぎる。

狂ってしまったり、認知症してるわけでもない、

すこぶる健康しているる。

明らかに肉眼では見えない世界がある。

万年筆で文字している今のわたくし以外に、

別の宇宙(せかい)に、も一人のワタクシがいる。

とっても自由に、あちらこちら、

銀河宇宙の向こうの世界を飛び回ってる。

 

植物の精霊達が、何やらお喋りしているかに、

いま眼にしている、機械コピー的な植物達と違い、

イキイキして、自由に場所を移動しているる。

わたくしたち物質現象世界と、

植物‐精霊界との間は、厚いガラス質の壁で遮断され、

閉じ込められているかに、おいそれと、

交流できないようになっている。

眼にしている現生(うつしよ)現象界には、妖霊がばっこし、

かどわかしなどしていないか、

あの世の常世(とこよ)には、自然生命の精霊が出番を待っている(!?)

〜つづく〜