詩文『蔵王(ざおう) 神々の連峰(みね)』No.3

 

<蔵王>の蔵(ざ)は穀物や秘宝・秘儀を宿す働き&とトップ‐主の意味あり。

その山稜の宰主(さいしゅ)<蔵王権現(ごんげん)>は、乱れ・荒廃した世を救済する、

神・仏の働きを掛け合わせた救世主<救世主ミロク!>、正義・善的な思念‐

欲望(魔/大欲)を実現する、最強の魔的な神・仏かな。

修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が、奈良‐吉野の金峯山(きんぷせん)に、

神・仏の働きを合体させた蔵王権現を勧請(かんじょう)し、やがて、

東北‐奥羽の蔵王(連峰)に、その分体を移譲していた。

神・仏・霊を造る、高度な機械仕掛けシステムによる、

不可思議な宗教世界、本当の神・仏・霊はいずこに居られる。

「なぜに山に登るの」

神々と密かな逢瀬おうせ(Secret meeting)・交流する為、

「神社・仏閣・教会には、カミガミは居ないの」

機械サイボーグ化し魔的に歪んでしまった、神・仏・霊が居られる。

地球は物質‐三次元世界、神々はかなた銀河宇宙の、

光り輝く星々に住まいしている。

〜つづく〜

詩文『蔵王(ざおう) 神々の連峰(みね)』No.2

 

蔵王連峰は100万年前後頃から、海底火山より地上の連嶺(れんれい)と成るに、

隆起‐勇躍(ゆうやく)をし続けて来た……縄文以前の人類が既に、

生業・住まいしていた、と。

同時期に海底では太平洋プレートに激震が生じていた。

太平洋プレートの西の先き端に、日本列島・三陸海岸の在り。

旧三陸海岸が押し上げられて、奥羽山脈・蔵王連峰が造山さるる。

太平洋上に存在していた、広大な<ムウ大陸(文明)>が、その時、

ある事由で滅亡して太平洋下に、ほぼ跡形もなく沈没していった。

ハワイ諸島やモアイ像のイースター島は、ムウ大陸の名残りらし。

 

 

詩文『蔵王(ざおう) 神々の連峰(みね)』No.1

 

蔵王の神々の峰々に、青天に映える氷雪アート、

アオモリ‐アオトドマツやアカトドマツ達が、

刻々と変化・変貌してゆく……水と雪を織り交ぜて、

風の神の伊吹(イブキ)で創る<樹氷彫像!>の展覧会は、今たけなわに。

エコーラインには九メートル余の雪壁が聳(そび)え建つ下には、

幻冬の寒さから守られた高山植物達が……鮮緑の葉に白とピンクの、

薄化粧した駒草(コマクサ)や、池塘(ちとう)の畔(あぜ)で黄金色に輝く金光花(キンコウカ)の群落、

草ではなく地を這うよう生える低木の伊吹麝香草(イブキジャコウソウが)、

ピンク紫に風を染め爽やかな芳香している。

魚の住めない、半透明なエメラルドグリーンの火口湖、

急峻なすり鉢の五色沼<御釜>も、雪解けを待つ、

その下には二十六回(タイムズ)以上の噴火を繰り返した、

地球の鮮血‐岩漿(マグマ)、星素材の潜みいる……太陽から離反して、

物質化して死んだ訳ではない地球(テラ)! いつの日にか、

実存‐進化して光に満ち充ちた、大きなる星辰となる日を!

その生命進化‐革命の拠点が日本列島・富士の山嶺に在り、

も一つの秘そみの拠点が蔵王の神々の山嶺にあり。