迎えた新たまの年も、北・日本海側では
二階の軒下まで、真白き汗だくの雪の海。
年ごと手を替え品を替え「××の記録更新」の
リフレインな異常気象!
歳振(としふ)りて自然災害は年中行事のおばけかな。
むかし昔のドカ雪は、関東〜日本国中に
リンリン・パリリン無音する、氷麗(つらら)を下げて
犬の箱ゾリ走り、カマクラでしるこ餅食べた。
激寒の中に、雪の精・雪ん子がいて
有機的な「あ・そ・び!」イノチの連動あるる
浄化の会 光元堂
迎えた新たまの年も、北・日本海側では
二階の軒下まで、真白き汗だくの雪の海。
年ごと手を替え品を替え「××の記録更新」の
リフレインな異常気象!
歳振(としふ)りて自然災害は年中行事のおばけかな。
むかし昔のドカ雪は、関東〜日本国中に
リンリン・パリリン無音する、氷麗(つらら)を下げて
犬の箱ゾリ走り、カマクラでしるこ餅食べた。
激寒の中に、雪の精・雪ん子がいて
有機的な「あ・そ・び!」イノチの連動あるる
——行く年くる年(Año para ir año por venir)
中嶋 稔
ウイルス禍で難儀(なんぎ)している年の瀬を、追い風するかのよう
日本海側のクニグニに、北日本のバックボーン奥羽山脈の山々に
日の本に住む人々の過去世の秘密が、なおいまも
隠されているらし、蔵王連峰の山々には……
ここしばらくは冬に、スタッドレス不要だった
北の杜の都にも、近年まれのドカ雪が……
「峯の雪が裂け 雪がなだれる
そのなだれに 熊が乗つてゐる……〈*〉」
などとダイナミックに、安閑とした雪の風情などなく
微細に殺伐(さつばつ)とした、かなしびの雪の降るる
雪は水滴の結晶〜透明‐無色、光のあんばいで
真っ白く、はかなく錯視しているらし。