『中南米 -マヤ文明の縮図日本‐北海道《函館》』No.1

<函館>には牛が寝そべって伏せているような、なだらかな函館山(牛臥山ぎゅうがさん)が海までその裾野を広げていますが、御殿山(334m)を中心に、薬師山(252m)、つつじ山(306m)、汐見山(206m)、八幡山(295m)、水元山(280m)、鞍掛山(113m)、地蔵山(286m)、入江山(291m)、エゾダテ山(129m)、観音山(265m)、牛の背山(288m)、千畳敷(250m)と呼称される13の山があります。その山頂からは、日本三大夜景(神戸‐六甲山・長崎‐稲佐山)の一つの函館の夜景——くびれた形の函館市の<街灯>の輝きと、黒闇の海にイカ釣り漁船がする<集魚灯>の、点々と灯す明かりとが織り成す<光りと闇>のアラベスクな光景が展望できます……。元々この函館の地は島で、陸繋島りくけいとうを形成していましたが、火山活動で陸続きと成り現在の地形となりました。