今いま!〈新世界への道〉→ 『縄文の丘 光りの館』No.4

「ホロロホロ、ホロホロロ、ホロ」


東北・奥羽の虚空(こくう)を支えるかに、百五十年余、

すっくと立ち、生育してきたイチイ樹には、

小さな真紅の甘い実がなり、種子や針葉(しんよう)に潜む、

毒性‐アルカロイド成分は、煎(せん)じて神経痛、

糖尿・腎臓病の漢方と薬効するるか。

北東北・北海道には榊(さかき)なく、ご神事には、

雪‐強いイチイの枝葉を使う、らし。