『クレオール(Criollo(クリオーリョ))なカリブ海』新改訂・詩No.1

〈起(き)詩〉 Causal(コーザル)poema(ポエーマ)

「いく度も濾過(ろか)したかのよう エメラルドの海よ!」

Marcomo si se filtrara varias  esmeralda veces!(マールコモ シー セ フィターラ バリアリアス エスメラルダ ベセス)

紺碧(こんぺき/azul(アジュール)の空を 投影した海

掬(すく)い取ってみれば 海は透明な涙いろ

数限りなく繰り返えす 繰り返えし

「カリブの真珠」の島に 打ち寄せる白波濤(しらなみ)

はるか過去〜時間をめくって、捲(めく)ってみても 

何事もなかったかのよう その底の底いまで 

澄みきった緑碧(エメラルドグリーン)な カリブ海‐Mar(マール) Caribe(カリベ)

〈生命の木〉ココヤシ樹で建造した 帆掛けた〈ダウ船〉が

のどかに帆走(はし)っているる 時には大きく風をはらみ

大西洋(アトランティック オーシャン)を はるかイベリア半島の

スペインまで行き来〜帆走するる 海には

昔むかし‐Hace(アセ)mucho(ムチョ)mucho(ムチョ)tiempo(ティエンポ)

1万5千年前まで 超古代文明を誇って 滅んだ

〈アトランティス大陸〉が在ったらし……