『ドン・ゲバラ 慟哭の今!』No.1(仮題)

空はどこまでも果てしなく透明に 

カリブ海(Mar/マル Caribe/カリベ)ブルーを

投影したかに 澄み渡っていた 

海の色は もともとの空からの贈り物 

空の果てなど 存在していないかに

宇宙の底の底いまで 清澄に視えていた

夜の空は 星々がいなければ

その声‐姿も見せぬ おぞましき鵺(ヌエ)の

飛び廻る 漆黒の闇……声音なき

雄叫(おたけ)びが響き渡っているる

ヌエは生命・宇宙の最強 超‐妖怪・魔物

神々さえも誑(たぶらか)して食らう! と言う