——洞爺湖・アステカの仕組み浄化の為の資料 No.3

『マヤアステカの神話』<音楽の起源>

アイリーン・ニコルソン著/松田幸雄訳(引用)

 

風の近づいて来たのを見た太陽は

音楽士たちに告げた、

「忌まわしき地上の風が

やって来たぞ

音楽を続けろ!

歌うのをやめろ!

彼に答えるな!

なにびとたりとも口をきくものは

彼に従って口を閉ざし

地上に降りてゆくことになるぞ」。

太陽の家の

光の階段から

風はくぐもる声で叫んだ、

「音楽士たちよ、歌手たちよ!」

答えるものはない。

爪立ちした風は声高らかに叫ぶ、

「音楽士たちよ、歌手たちよ!

世界の至高の神が

おまえたちを呼んでいるのだ……!」

いま音楽士たちは沈黙を装い、

目眩めく太陽の炎のなかに

踊りの輪ははやまる。