<言葉>は純粋な意識(執われ・執着のない心)で使われなければ、相手を支配・取り込む、魔(欲望)的な自己表出の手立て・方策・手段となってしまいます。その魔的な言葉を管理・支配していたのが、潰れて歪んでしまった、<事(言)代主>‐コトシロヌシ神です。
旧約聖書の創世記に書かれていますが、天の神の国にも届くかの<バベルの塔>を作って傲慢になってしまった人類を、バラバラにして神を越えようとする! 共通意識を持たぬようにする為に、一人一人に異なる言語を与えた、と言うお話ですが、その神を<コトシロヌシ神>=少彦名(スクナビコナ‐エビス)神とも言います。出雲神話には歪められたその神の働きが出ています。
久遠の過去から、機械妖怪神化した<イザナギ神>が支配体制を築いていた、旧体制宇宙にあって、それを変革・浄化する為に私たち人類の属する<太陽系宇宙‐地球(国津国/くにつくに)は存在していました。が、そこを支配する為に天孫系のアマテラス神=潰されて作り変えられたヒツジヒメ神変化のワカヒルメ神は、オオクニヌシ神・スセリヒメ神が治めていた、豊葦原(とよあしはら/地球)の平穏な日の本‐出雲国を、略奪・支配する為に軍神‐フツヌシ神・アメノタヂカラオ神・他を送り戦さを仕掛けて、<国譲り!>を迫り勝利しましたが、最終的なその決断・契約は、義兄弟となってオオクニヌシ神の国造りに協力していたスクナビコナ神の<言葉>に委ねられ、結果「国譲り!」の言葉の返答をして、国を明け渡したことになります……<言葉!>による国の滅亡‐神話(ミソロジー)が成立した事になります。