『縄文の丘 光りの館』 No.6

「ホロロホロ、ホロホホロ」

 

奥羽‐魂(ミタマ)の原郷(まほろば)に、もののけの〈こだま!〉、

ヒソヒソと呟(つぶや)きのするる。

「人の魂(ミタマ)の棲み家を、〈肉体(フレッシュ)〉の舟と呼び、

人の住む館‐レジデンスにも、色々の彩色(カラー)ある。

青・赤・黄……総てのモノの色、混ぜ合わせれば、

数珠黒(ずずぐろ)〜真っ暗(くろ)‐黒すけとなる……。

光りの赤・青・黄色の三原色を重ねて、

合わせれば、透明な光となる妙技(たくみ)かな。

「〈黒い館〉に降る豪雨(あめ)は、否定・偽悪(pretendプリテンド)、

の働きする、ダーク色にそそぐ・・・雨」