『空と海と白浜のエメラルド諸島』 No.1

——フィリピン共和国(Republika ng Pilipinas/タガログ語)

はるか宇宙(Espacio/エスパシオ)の底のそこ端まで、

透明なブルーに、ハレ渡ったかの虚空そらを、

映じているフイリピン諸島の、ぐるりサンゴ礁の海、

眩まばゆいクリスタル・ブルーから、透明なエメラルド・グリーンに、

変化してゆく、ルソン島・セブ島・ボラカイ島・レイテ島……

その数‐世界2位〈*〉を誇る島々の、砕けたサンゴ成す、

白肌色の砂浜とが、過去(El pasado/エル パサード)、

何事もなにごとも無かったかのよう、

コラボレーション! しているる、

空(Cielo/シエロ)と海(Mar /マール)と白い浜(Playa blanca/プラヤ ブランカ)。

海風を和らげるかに、海岸線に沿って立ち居ならぶ、

ヤシ樹たちの嫋(たおや)かで、やさし樹影がパラソルしてる。

いつ果てるとも、一つとして同じ姿形のない、

波浪の舞踏劇〜〜波模様……日の本の葛飾北斎は、刻々と、

無限数に変貌する白浪を《富嶽/ふがく百景》に、

その繊細な動体視力でピン留めて、浮世絵を世界アートに。

富士山をピラミット型に鋭角にした、ルソン島‐

最高峰のマヨン火山(volcân/ボルカン)が、天高く聳(そび)えているる。

〈*〉註=島の数で世界一は、インドネシアで17500(18110)、2位はフイリピンの約7100(7500/最近発表)、3位の日本は6852です。( 第53回日本統計年鑑/総務庁統計局)

〈*〉註=マヨン火山は富士山を更に、円錐形にした美しい(マヨン)山です。17世紀から21世紀初頭に掛けての400年間に50回以上噴火している。最近では2013年5月7日に大噴火して被害者が出ている。