『わたくしと影』No.6

久しく人類に秘されてきていた、それが、
生命原則ならば、ミタマもそこに生存する、
生命・宇宙(せかい)もすべて、何ものかの陰翳(かげ)!
存りて在るすべてのモノの生じたる源泉、
生命・宇宙の産みの親の《無源》こそが、
カゲの本体・本性——時間も空間も無い、
表・裏、陽・陰、善・悪を統合した純粋な、
生命エネルギーのエッセンスのみ、満ち、
満ちた、イノチの原郷《無》領域……
ゆえあってそこは、久遠の過去に喪失してしまった、
生命生存の惨劇の奥津城(おくつき)‐遺跡かな。
その復権・復活の革命劇は、もっか、
一歩(いちほ)一歩、未来に向かって躍進中……。

つづく