『善と悪 幻想』 No.4

 

もう閉じよう! 見ぬ・聞かぬ・嗅(か)がぬ・

味あわぬ・触れぬ、精巧なこの肉体サイボーグ機能、

否定的な癖・習慣・思い込み・思い上がりで、

固まった岩と見紛(みまが)う、自分‐氷山の向こうに。

超えて行こう……わたくし達はすでに、

〈覚醒〉していたことを確認する、

そを阻害する、箍(たが)をはずす。

脳を繊細に縦横無尽に、隈なく走り巡っている、

千億ほどあるアートな神経細胞(ニューロン)は、いつでも、

滞りなく、天〜地の両極に向かって、

バランスシート、光り輝き続けてるか。

人間が小宇宙ならば、大宇宙間のニューロンは、

どなたの新たな光りを宿しているる。