『五感 機械幻想』 No.1

☆「五感(Five senses)を閉じる」あえて〜

Silent(しずかに)! まぶたを瞑(つむ)る、

できるだけ強く、その仕草を、

誰にも悟られぬように。ヒトは、

真っ昼間から眼(まなこ)を、閉じることをしない。

まぶた越しに、太陽を優しく観る、

青空もぐるり見渡して観る。

一日中、開けっぱなしの眼(まなこ)は、

疲労困憊(ひとうこんばい)で、頭痛することさえあり

あえて強く、深く内観(つむ)る!

閉じた眼は、何事も無いかのよう、

混沌(カオス)の世界を観やる、ゆったりと。

☆「視覚(Eyesight))を閉じる」その目線を〜

左奥〜右奥に、後ろ奥〜前奥に、

上奥〜下奥に、順に内目線(うちめせん)を巡らしてゆき、

その焦点は、はるか遠くの星に置く。

ゆっくりと内目線を、彼方‐下方から、

反時計回りに繞(めぐら)してゆく……そうして、

遥か星を意識しながら,やはり内目線で、

時計回りにゆるやかに、移行してゆく。

肉体を内側から覆う、第二の身体〈幽(アストラル)体〉は、

スポーツマンが想念(イメージ)訓練(トレーニング)で鍛錬する〈想念(アストラル)体〉、

思念するその眼(まなこ)で、想念の世界《幽界》を内観する。