うらぶれて日々うとく、都を遠く拝跪(はいき)しながら、
冤罪(えんざい)の思いかなえられず……北に流れ行く、
暖流の玄界灘に、時に北からの激寒の雪風、
吹き荒れる3月26日に、ヒトの息を止め‐置く。
死して京都の地への、怨霊(おんりょう)・荒ぶる鬼神となるも、
「心だに 誠の道にかないなば
祈らずとても 神やまもらん」……やがて呪い・
怨念を解いて、博多・京〜全国の平穏・学問の神となり、
機械科学文明‐全盛の時代に到りて、自然を破壊し、
征服することが、その本分であるかのような錯誤色の、
生命・宇宙せかいの歪みを変革する〈仕組み〉浄化に、
目覚める人々の集う、〈北野天満宮〉となるるか。
✻補遺(Addendum/アデンデューム)
「通りゃんせ 通しゃんせ
ここはどこの 細通じゃ」