『竹と空(くう)』 No.1

 

竹竹竹、竹竹の小道を行く、

真っ直ぐに見上げた、先き端に空はいない。

時々来賓(らいひん)する一陣の風が、空に出窓を開く。

竹の葉がまぶしい深緑(フォレストグリーン)と、

すぐそこまで、宇宙(そら)が来ているかの、

澄んだ青・蒼(あお)・碧(あお)の、コラボ絵画かな。

竹のように精一杯、空をめざすも、

その先き端の生育を、引き止めるモノは何?

何気なく見上げると、身・心の疲労が、

シャッキリと真っすぐになる。

「しなやかに、たおやかに」