竹の身体にはいくつもの節のあり、
竹の節と節とは、空洞(カラ)っぽつなぎ、
カラと空くうは同じ働き、同じ意味。
空は器・領域の域‐エリアの働き在り。
竹の中には、いくつもの空が住んでいる。
かぐや姫は月から、竹の母胎の、
〈空(くう)〉に受胎したらし……いくつもの、
カラっぽがあるから竹は靱(しな)やかで、大嵐で弯曲して、
地に頭が着き掛かっても、折れなどはしない。
心にも竹のように節と節があり、いくつもの空(くう)を、
宿していれば、折れることも、
キレる! 心も住み込めはしない。
執着して欲望が果たされず、不服・不満足するも、
常駐することなどできません、
「しなやかに、たおやかに、まっすぐに!」