『蔵王(ざおう)神々の連嶺(れんりょう)』No.2

急峻なすり鉢状の火口湖の、魚も住めない五色沼の<御釜>も、

雪解けて、半透明なエメラルドグリン色に開花する。

その底いには造山してから、二十六度余の噴火を繰り返して来た、

蔵王連峰の活力の<岩漿マグマ>が今も躍動している。

太陽から離別し、物質化して死んだ訳けではない地球‐

生命の根源的な働きのマグマは、太陽ホシ素材でできている。

地球は異次元では「青き<革命の惑星ホシ!>」と呼称する。

いつの日にかその役割を納め、太陽と融合・合体して、

光に満ち充ちた、大きなる星辰となる日を……。

 

ヒトの世の不条理に

怒髪どはつ天射てんいるる

蔵王権現ごんげん 噴火おさめず