いまだ異見の残るアイヌ人との逢瀬は、
ほんの少なになりましたが、長い永い旅路の果てに、
大陸から渡りきて、日本列島〜南から北へ大移動して、
《大和民族〈*〉》に溶け込み、やがて〈源氏!〉の姓、
一大勢力を築いたとの秘話!……アイヌでは、〈洞爺湖〉のこと、
「キムン・トー」・山の湖と、ネーミングしましたが、
11万年前に火山噴火で大地が落ち、穴が空いたかのよう、
洞爺‐カルデラ(釜)ができ、そこに水が溜まり、
澄んだ青いカルデラ湖が、造形されました。
幾星霜〜時経(ときへ)めぐり、2万年ほど前には、
前身の有珠山(うすざん)が造山活動を開始して、繰り返し、
玄武岩マグマを噴出して、成層火山に成長し、
黒褐色の多孔質(ゴツゴツ)岩の、ドンコロ山も造型(デザイン)されました。
〈有珠山〉のウス(ウシ)は、「入り江・馬蹄形」火山ですが、
アイヌ人は、新しい山「アシリヌプリ」とも呼びます。
ここまでは科学‐地質学的な秘密(シークレット)幻視でした。