中嶋 稔
<起詩>
わたくし‐人間と言う生命体は、地球誕生46億年の記憶と、
新たなる宇宙‐創生の、無源に広がるビジョンを持っているるか。
地球誕生の経緯には、さまざまの惨劇と悲劇とがあり、
その創造は生命進化へのロマン・希望もあったろうか……
あらまし3億年前の古生代<ペルム紀>に、
地球‐最大のパンゲア大陸が、シベリア大陸と衝突して、
赤道を挟み、南極につながる三日月状<Cの字>形の、
巨大な大陸となり、現ユーラシア大陸をヨーロッパと、
アジアに分かつウラル山脈(約2500km)を成形した。
たくさんの小島と小‐大陸とを従えて、ぐるり地球一杯に、
パンサラッサ大海洋が滋養豊かな、海水を湛えて、
現今いまにつながる、あまた海洋生物が生まれた。
<軟体動物>〜イカ・タコ・クリオネ・ウミウシ・ナメクジ、
<棘皮きょくひ動物>〜ウニ・ヒトデ・クモヒトデ・ナマコ・ウミユリ……
蒼い空を映した地球テラの海は、古細菌と細菌・
真核生物の培養にも成功していた。