五感を通して生存している肉体(からだ)を、
自分自身と思って生きていること、
多数の人間の知覚して生きているコトを、
それが自分自身と、錯覚していないか。
身体のどの部位も、自分の思い通り、
動いているモノなど、居はしないのに。
自分以外のどなたかが動かしている、が、
それは神ではない……本末転倒、
とかくこの世界は、錯誤で建築されている。
有って良いモノが否定され、正しくも無く、
無くて良いモノが、大手をふるって、
高層ビル林を縫う、紅葉する街路樹の路、
闊歩(かっぽ)して歩いているるよ。
機械科学に占拠された、地球世界では、
何モノかの〈影〉が、
システムが威張って、モノ事を動かしたり、
権威‐主張してきていなかったか。