『亜米利加(アメリカ)大陸‐神話』No.4

 

☆「人間も動・植物も、機械ナイズされて進化の道を断たれて来た」

見せ物と成ってしまったインディアンの原始的な、風俗・風習、

その宗教儀式だけは秘かに、樹木の生えない砂漠的荒野の、

雨も枯れたかの山岳で、秘して供犠されている。

褐色人種のインディアンやインディオ、インカ族・マヤ族の、

アメリカ大陸の先祖の故郷は、一万五千年前までは、

大西洋アトランティック オーシャン上に存在していた〈アトランティス大陸〉、

何故に残ったのか陸続きの北〈亀の島アメリカ〉——アステカ族、

マヤ・ホピ族……先住民族の伝承・秘話の多くは、

キリスト者の火炎と鉄槌とで、全く無きものにされてし

まっていた。

透明な水海には、葦や水草が豊かに生えて白サギや、

水鳥が憩い、魚たちは自由に遊び、空の青や岸辺の、

緑の植生を映して、いつも波や風は凪いでいた。

水海には(大きな)島があり、七つの洞穴があり、

アステカの先祖はじめ、人類の先祖の七部族が、

平和裡に住んでいたらし……アステカ伝説では、

その地を「アストラン!」(アトランティス)、ナワトリ語で、

「鷺サギのたくさん居る土地・純白の場所!」と呼んでいた。

神話には火(大噴火)と水(大洪水)と、地震による大災害、

四度に渡る地殻変動〜大地盤沈下により、

故郷の大島‐故郷の大島‐アトランティス大陸は、

西インド諸島を残して、跡形もなく海に沈んでしまった……。