『イチョウ樹のめざめ』中嶋 稔
《宇宙‐神話》:宇宙エネルギーの原理・原則
❊「生命・宇宙は神々によって運営される」
コロナ・ウイルス禍で、難儀(なんぎ)している、
異常気象の猛暑明けした、短い秋の終わりに
冷たく乾いた風が、猛暑でダメージ受けた心に、
追い打ちを掛けるかに、強力なスペイン風邪が、
猛威を振るい出した……二枚重ねする、
色とりどりのマスク行く、高層ビルの谷間を、
視えないモノの脅威に、あお空を観ることを忘れて、
縄文以前から生き継いできた、生きる化石の銀杏(イチョウ)樹の、
黄金色葉(こがねは)の舞う並木道、ゴールドの絨毯を、
何の感慨もなく、スマホ歩きしているる。
季節めぐり梅雨の雨上がり、緑のイチョウの、
雌雄葉(しゆうばが鮮烈に萌える頃に、突然、
何の前触れもなく、生成《AI(エーアイ/人工知能)》化、
してしまった人人人……だれ一人も、
知らない、知ろうともしない、あの賢聖(カタ〈❊〉)を除いて。
戦後少しずつ、サイボーグ化して来た人人、
意識の奥で刻々と、起きている大切な事変(こと)ども、
興味さえ湧かない自己自身(セルフ)の、ほんとうの今、
いま〜幾重にも厚い汚れの扉で隠されて来た、
過去の過去〜過去の生命・宇宙の真実(こと)、未来・明日の変異!