『短詩集』No.1

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どなたが雪雲をちぎっている、

繊細の手指で……この世の存りて在りる音・

喧騒けんそうをシンシンと、吸収しているかに白樺樹林に、

白雪の舞い舞い放下(ほうげ)するる。

傷つけた白樺の幹からは樹液が、

凍らずに受容器に、滴したたり落ちてる。

サプリで飲んだ、ほんのり甘い白樺樹液、

体液に混じって、副腎(Adrenal gland)の、

抗菌力・免疫力を助成するかに、

ヒトの身体をくまなく巡って行くよ。

白樺には、北の白雪が良く似合う。