⑻優波離(うぱり):ウパーリ(Upāli、उपालि/パーリ語・サンスクリット語)。戒律を守るに第一任者(持律)。階級制度を否定するシャカに、もと理髪師のウパーリは出家した順序に従って、貴族出身の比丘にの上の兄弟子として処遇された。
⑼羅睺羅(らごら):ラーフラ(Rāhula、राहुल/パーリ語・サンスクリット語/羅雲)。戒律を細密に渡って守る‐密行(みつぎょう)第一。シャカの実子で羅睺羅(らごら‐ラーフラ/障碍・障害・悪魔?)と名付けられる。シャカが悟りを開いてから<カピラ城>に帰郷して、ラーフラが最初に出家した沙弥(少年僧) となる。寺院の子弟のことを羅睺(らご)と呼ぶ。
⑽阿難陀(あなんだ):アーナンダ(Ānanda、आनन्द/パーリ語・サンスクリット語/阿難)。シャカの言葉を聞いて記憶することに、多聞(たもん)第一で、シャカの従弟(シャカ一族)。nandaは歓喜(かんぎ)の意味があり、出家してからシャカが死ぬまでの25年間、その付き人をして120歳まで生きた。アーナンダの記憶に基づいて、第一次‐結集の時に<原始(阿含)経典>が編纂された。