「いま今いま今に」No.2

 

いまいまいまから

いまいまいまなら

いまいま ら・ら・ら

いまいまいま 楽し!

 

いまいまいまが

いまいまいまに

いまいまいまと

いまいまいま 無心!

 

はるか銀河宇宙の

かなたの星が

いま今いまに プラスと

マイナス 融合して

ハレ渡っているるか!

「いま今いま今に」No.1

詩文 中嶋 稔

 

いまいまいまが

いまいまいまに

いまいまいまと

いまいまいま 喜ぶ!

 

いまいまいまは

いまいまいまを

いまいまいまに

いまいまいま 怒る!

 

いまいまいまよ

いまいまいまから

いまいまいまさ

いまいまいま 哀し!

『も一人のワタクシ』No.3

 

地球(テラ)の温暖化‐エルニーニョ現象、氷山・氷河の溶融による、

陸地の水没・水害、異常高温気象で野菜・果物・樹木の、

自枯じがれれ・立ち枯れ……眼に見えない機械科学システムによる自然破壊、

第二次大戦後、〈コンピューター〉の急ピッチの進化・躍進で、

廃棄された〈自然環境〉、圧し潰され隠されてしまったた、

自然生命世界、その《精霊》達の復権・復活劇は、

何時いつに始まる……人の手の入った百年の杜(もり)に入り、

日頃の喧騒にまみれた五感を閉じ、

頭蓋に〈無心〉を穿孔(せんこう)して、内なる耳を側建(そばだ)てて、

想念(アストラル)界の精霊たちのする、秘密儀軌(ヒソヒソ)ばなしを聴聞する。

「青き地球は白・黒、偽善・偽悪の戦争で惑(まど)わかし合っているが、

異次元宇宙で震撼してる〈革命!〉の跫音(きょうおん)が届いて来ないか」

『も一人のワタクシ』 No.2

 

植物の精霊達が、何やらお喋りしているる、

いま眼にしている、機械コピー的な植物達と違い、

イキイキと自由に、場所を移動して飛び廻ってる。

人類の物質現象世界と、植物‐精霊界との間は、

厚いガラス様の壁で遮断され、閉じ込められているかに、

おいそれと、交流できないようになっている。

眼にしている現生(うつしよ)の現象界には、機械コピー化された、

植物の妖霊がばっこし、かどわかし等してないか。

異次元のあの世の常世(とこよ)には、自然生命〜本来の生き様がが、

潜んではいないか……何が起きたのか、

セミ族が一斉にお噺(はなし)しているかの、精霊たちの、

声音こわねがしてその出番を、今いまと待っているる。

                            〜つづく〜

『も一人のワタクシ』No.1

☆詩文 中嶋 稔

文字を書いているわたくしの中、

脳髄でセミが鳴いている、

色々の蝉が一斉に鳴っている。

無心に成るととても騒がしい、

蝉の林を飼っているわけでは無い。

いつから無心が、始まったのか記憶にはない、

時々清澄なキーン音も通り過ぎる。

狂ってしまったり、認知症してるわけでもない、

すこぶる健康しているる。

明らかに肉眼では見えない世界がある。

万年筆で文字している今のわたくし以外に、

別の宇宙(せかい)に、も一人のワタクシがいる。

とっても自由に、あちらこちら、

銀河宇宙の向こうの世界を飛び回ってる。

 

植物の精霊達が、何やらお喋りしているかに、

いま眼にしている、機械コピー的な植物達と違い、

イキイキして、自由に場所を移動しているる。

わたくしたち物質現象世界と、

植物‐精霊界との間は、厚いガラス質の壁で遮断され、

閉じ込められているかに、おいそれと、

交流できないようになっている。

眼にしている現生(うつしよ)現象界には、妖霊がばっこし、

かどわかしなどしていないか、

あの世の常世(とこよ)には、自然生命の精霊が出番を待っている(!?)

〜つづく〜

新訂詩『樹林 自然幻想』No.5

 

☆ヒトが寝静まった夜に、樹木がそれと知れぬよう、

 散歩・散策する不思議噺ばなしは、かつて子供達は知っていた。

「薬をやめれば病気が治る」ある老医師が言った。

触診とメンタル対応‐診察で、頭痛や腹痛、

ちょっとした病状は治(おさ)まり、

調和的〈言の葉〉を掛ければ、軽減する病状のあり。

人間の身体にも自己〈免疫力・抗菌力・抗癌力〉の、

防衛本能があり、日々刻々、眼に見えぬ戦いが、

身体の内で繰り広げられているる。

昔そのむかし、中国(中華)を最初に統一した、

〈秦の始皇帝〉が、臣下や日の本に来て永住した徐福に、

不老不死の薬種‐捜しを命じて、見つけた〈白豆杉〉は、

中国雲南省の最も磁場の良い、高山の秘境地に、

樹齢3000年余の、生命力を誇る高山樹木、

第4紀氷河期の激寒(ざむ)期から今日まで、生き継いで来た、

地球最古の貴重な仙樹‐漢方薬かな。

☆竹林に秋冷えの嵐カゼ吹き抜ける……弓ともなる竹幹(ちくかん)や、

あまた細長い竹葉が、てんでんの揺動リズムで、

打ち合い圧(へ)し合い〜踊りなどしているる。

〈❊〉註=人間には身体の奥にイノチ本体の働き《魂ミタマ》があって、それを覆い隠すかに、殻(霊体/機械サイボーグ体)によって閉じ込めているように、植物には《精霊》の働きが奥にあり、機械科学化された殀霊体(妖精)が覆っている。

❊以下、詩文は〈会員ページ〉へ、つづく〜

新訂詩『樹林 自然幻想』No.4

 

☆花粉症! 杉樹の花粉が悪いのではない、進化と称したあまたの科学薬剤が、壊してしまった、自然(ナチュレ)‐欠如の、アレルギー症状(Symptoms)か。

 

海風に抗ってきた松樹林が、大津波で地面から、

浮き足立ちし、立ち枯れてしまった。

新たな松林は、コンクリートの高い堤防に守られ、

防風林・砂防林の仕事を失職して、ひっそりと佇(たたず)んでる。

その年から松樹林からセミ殻が消えて、

蝉時雨しぐれはなくなり、テトラポット打つ波濤の海潮音のみ。

本当の働き・意味よりも、たてまえが優先される、

機械科学‐量子コンピューター・システムのする、

現代(いま)全盛時代に、ますます自然は無機化してゆき、

ヒトの身体は病体化し薬品づけ、病んだ臓器・

器官に替わって精密機械の臓器・器官が、

病院ネットワーク・システムとジョイントして秒刻み、

何処にあっても、監視(まも)っているかの偽善‐白衣着て、

病院の白いベッドは、ついの栖(すみか)となるるか。

新訂詩『樹林 自然幻想』No.3

 

☆桜樹サクラは歩けなくとも、春雨の後の小川で、

淡いピンクの花筏の遊泳しているる。

 

眼を閉じる静かに、まぶたに気づかれぬよう、

耳を閉じる、内なる無音むいん‐楽音がくねを聴く、

鼻を閉じる、薫香においはイノチの主張〜無嗅覚きゅうかくする。

口舌くちを閉じる、無言・沈思〜魂ミタマの真言葉まことばが届く、

全身の触覚を閉じて、カラダの空っぽ‐空の働きを知る。

ケイツイの先き端に、被さるかに在る脳幹の、

〈五感〉機能から観る風景が、微妙に靄(もや)いてないか。

感感した〈自然〉は、精密な機械仕掛け、

縮小してゆくと、パターン形の組み合わせ、

フラクタルな幾何学構造しているる。

近頃の宇宙物理学が、「宇宙のすべての現象は、

たった一つの数式で表すことができる」と。

プラス・マイナス、陽・陰、善・悪の超ミクロ、

相対的なエネルギーの量子宇宙(せかい)、更に奥の奥の微小の、

物質の最小単位、素粒子エネルギー宇宙は、

一瞬に生まれて一瞬に消滅する、こだわりのない、

執着しない〈無!〉の世界かな……

新訂詩『樹林 自然幻想』No.2

 

「見ざる、言わざる、聞かざる」

いまは昔、江戸時代初期の彫刻職人〈左甚五郎(ひだりじんごろう)〉が、

徳川家康公神(カミ)ご縁の廟所(びょうしょ)の日光東照宮、

黄金色に輝く陽明門手前の、神馬の神厩舎かみきゅうしゃを守るかに、

壁の上長押(うえなげし〈❊〉)に、視覚・聴覚・口覚(こうかく)(言葉)を、

両手で圧えてる、茶色背と白腹の小さな「三猿(さんえん)」彫刻のあり。

風雪四百年を凌いで、その色塗り変えて現今(いま)にいる。

よその彫刻には鼻圧(おさ)えの猿、股間圧えの猿もいるらし。

江戸時代の士農工商‐絶対的封建体制の不平等に、

不満‐口にするな、イノチが危うい!

「見るな、言うな、聞くな」

日の本の言葉は裏〜表、意味・働きは一つではない。

機械科学‐量子コンピューター隆盛の現代いまに、知らぬ間に

〈AI(人工頭脳)〉化が、機械だけでなく人間にも、

脳機能・人間性の乗っ取りが進み、コミュニケーション能力が落ちた、

サイボーグ人間が、ぐるり周辺に蔓延して来ていないか。

サイボーグ化し、成りすましされた脳‐五感で、

「見させまい、聞かせまい、話させまい」訓練して、

イノチ本体の〈魂(ミタマ)〉の自然の働き、

神眼(がん)・神口く・神耳じの働きをめざめさせて、

ハレやかな覚醒なりますように。

〈❊〉註=和室や建物のかべの柱と柱の間に水平方向に繋ぐ板部材で、東照宮ではそこに彫刻を施した。

新訂詩『樹林 自然幻想』No.1

『樹林 自然幻想』 中嶋 稔

☆タンポポの綿毛の種子の落下傘、春風駘蕩(たいとう)、

種族保存の中空〜遊泳してる

 

植物は人間より卓越した生存本能(survivalinstinctsを有して

るるか。

あちこち自由に移動できない分、五感プラス十五の感覚機能を持ち、

磁場・重力を感知したり、地中の栄養成分の在処など検知し、

生存情報を植物同士でする、コミュニケーション能力を持じして自己

保存に努めてる。

生命進化の過程では、単細胞生命から多細胞生命体で獲得した、

植物の多様の生存機能は、動物に脱皮する過程で、

動物の各個性に合わせて、特化減少してゆくは、

退化を意味する……さらに人間の感感は動物より、

生存本能は減少・鈍化して、視覚・聴覚・嗅覚・

味覚・触覚の〈五感〉がメイン機能となってゆく。

も、より繊細な防衛機能は保持してる。

臓器で一番小さな〈副腎(adrenal gland)〉は一㌢三角形、

抗菌力・抗癌力・免疫力・ホルモンバランス・

体温調整〈火の働き〉を司ってる、秘蔵‐臓器かな。

古事記神話では、火の神はカグツチ神——

イザナギ神・イザナミ神が、国産み・神産みをした、

最後のステージで、イザナミ神が生んだ火の神の火の働きで、

女陰(ホト)を焼き逝去し! 黄泉の国に堕だちてしまった、

不条理‐神話はなに意味するる。