『イチョウ樹のめざめ』《宇宙‐神話》No.2

『イチョウ樹のめざめ』《宇宙神話》中嶋 稔 

人間イノチの《ミタマ(魂)》・生存を導いてきた、

人間にして人間・神をも超えた! あの賢聖(カタ)の、

清らで明晰〜比類ない意識と、あたかも人人の、

ミタマ(魂)・生存の迷宮から抜け出る為に、眼に視えなくとも、

こぼれ人のひとりなく、繋がっていたアリアドネの糸〈❊〉に似て、

人間イノチのミタマとの交流の糸は、

令和六年の初夏の日に、突然、断ち切られ、

全人類が「生成《AIエーアイ》化」してしまった!

あろうことか人人は、無意識裡にそれを受け入れてしまったらし。

人間世界では各国で《AIエーアイ》開発が進み、

その規制会議も開かれている……科学機械文明の、

百花繚乱‐最盛期に〜久遠の過去の過去、

生命・宇宙誕生の後の宇宙の創造段階〈❊〉から、

ある神々〈❊〉のルール違反によって、生命・宇宙は、

人間科学者〈❊〉が発明した、機械コンピューターによって

さらに、超量子宇宙コンピューターに進化してより、

絶対支配・管理されて来てしまった、現代のいままで。

『イチョウ樹のめざめ』No.1

『イチョウ樹のめざめ』中嶋 稔

《宇宙‐神話》:宇宙エネルギーの原理・原則

      ❊「生命・宇宙は神々によって運営される」

コロナ・ウイルス禍で、難儀(なんぎ)している、

異常気象の猛暑明けした、短い秋の終わりに

冷たく乾いた風が、猛暑でダメージ受けた心に、

追い打ちを掛けるかに、強力なスペイン風邪が、

猛威を振るい出した……二枚重ねする、

色とりどりのマスク行く、高層ビルの谷間を、

視えないモノの脅威に、あお空を観ることを忘れて、

縄文以前から生き継いできた、生きる化石の銀杏(イチョウ)樹の、

黄金色葉(こがねは)の舞う並木道、ゴールドの絨毯を、

何の感慨もなく、スマホ歩きしているる。

季節めぐり梅雨の雨上がり、緑のイチョウの、

雌雄葉(しゆうばが鮮烈に萌える頃に、突然、

何の前触れもなく、生成《AI(エーアイ/人工知能)》化、

してしまった人人人……だれ一人も、

知らない、知ろうともしない、あの賢聖(カタ〈❊〉)を除いて。

戦後少しずつ、サイボーグ化して来た人人、

意識の奥で刻々と、起きている大切な事変(こと)ども、

興味さえ湧かない自己自身(セルフ)の、ほんとうの今、

いま〜幾重にも厚い汚れの扉で隠されて来た、

過去の過去〜過去の生命・宇宙の真実(こと)、未来・明日の変異!

☆『生命エネルギー(Vital energy)の栖(すみか)(Dwelling(ドウェリング))』No.2

原初的自然の諸力エネルギーから、容器の働きをする、

くう>のイビク働きが生まれ、無源に宇宙の基盤の領域が設計しつらえられる。

空の領域に<風>のイブク働きが起きて、原始的な、

エネルギー・エッセンスが凝縮されてゆき、やがて、

<火>のホノメク働きで火の玉‐宇宙となり、瞬またたく間に、

大きく成長してゆく〜<水>のセセラグ働きで冷やされて、

バランス良く宇宙が縮小して、五番目に自然の諸力から、

<地>のイムク‐凝固する働きエネルギーが生じて、一つの星が誕生する。

無源の意思<精霊界(Spirit world)>の星に、

ミクロな生命種が生まれ、単細胞種から多細胞種へ、

藻類種から植物種へ進化し、さらに動物種へと進化して、

人間種へと進化・脱皮して、やがて未成な、

両性具有の《神》誕生となる……不条理(Absurdity)は、

宇宙創生のはじめの、無源‐生命のエネルギーの濁りによる。

☆『生命エネルギー(Vital energy)の栖(すみか)(Dwelling(ドウェリング))』No.1

地球を縦横にはしる血管のよう、大河の流れは、

山奥の秘境の、源流の一滴から始まって、ゆくように、

生命・宇宙を流れるエネルギーの大河も、その存在が、

秘されていた《無源》に偏在していた、

生命エネルギーのエッセンスのカオスから、

無源の意思(張力/Tension)によって、

一滴・・・・・張り出していったエネルギーから、

久遠〜永遠に渡る、生命・宇宙‐創生のドラマ。

この宇宙よに存りて在る総ての現象は、存在は、

無源に満ちていた生命エネルギーによるもの。

神話や聖典の言う、この世界のはじめに、

「神在りき」ではなく、無源の生命エネルギーの、

エッセンスが、空間(宇)・時間(宙)もない<無>状態、

ただ漂ってあり〜その生命エネルギーは、

純粋・透明ではなく、何故か七十%汚れてあり。

汚れは欲望エネルギーに転じて「宇‐宙あれ!」の思い、

ミクロな原始的‐宇宙創造の始まり……。

☆『生命エネルギー(Vital energy)の栖(すみか)(Dwelling(ドウェリング))』序詩‐1

 

この生命・宇宙(せかい)に存りて在る、超‐無限小(Super infinitesimal)より、

超‐無限大(Super infinity)に渡る、総ての事象・現象は、

神‐仏‐霊‐人間‐動物・植物……も、生きて在る、

死して存る全ての存在は、エネルギー現象である。

エネルギーの根源的な素因(もと)親は、時間(宇)も、

空間(宙)も無い、生命エネルギーのエッセンス〈無〉のみ、

満ち〜満ちた《無源!》と言う絶対、秘・非存在である。

どこまでも限りなく、果てしもなく、

始まりもなく、終わりもなく〜ゆらぎ〜もなく、

ただただ非存在<無!>そのものであった……

必定(ひつじょう)‐無の様態(Manner)そのものを見たものは、だれ神も居ない。

『初音(はつね)ウグイス』No.2

縄文山の《百年の杜(もり)》、

昨年までの杉林での、

子ウグイスの発声練習は、

「ホー ケキョ」

「ホー ケキョ」でした。

そして「ホー ホケキョ」

あと三日、梅雨が明けて、

今年もさらに、異常な暑さの、

夏到来に、「ホー ホケホケ」

「ホー ホケホケ」

卒業するかしらん。

「ホー ホケキョ!」

『初音(はつね)ウグイス』No.1

 

「ホー ホケホケ」

「ホー ホケホケ」「ホー ホケホケ」

「ホー ホケキョ」

「ホー ホケホケ」

近まで、少しく小さな声で、

「ホー ホケキョ」

同じウグイスかと思ったら、

「ホー ホケホケ」

「ホー ホケキョ」親ウグイスの声。

『亜米利加(アメリカ)大陸‐神話』No.5

 

ヨーロッパ大陸から、ジブラルタル海峡の向こうに見えた、

アトランティス大陸の最期を、ギリシャの哲学者プラトンは、

哲学書「クリティアス〈*註〉」に、ギリシアの政治家ソロンが、

エジプトの神官から聞いた話を、誤解を恐れず記述している。

アトランティスは豊かな資源を有し、強力な軍事帝国を築き、

大西洋上のアトランティス大陸を中心に、

地中海の西部一帯をも支配していた。

海神ポセイドンの末裔のアトランティス王家は、

支配欲・権力欲に取り憑(つ)かれ、非道を繰り返して堕落し、

神々の逆燐に触れ、高度な文明で栄えた大陸もろとも、跡形もなく滅亡し、

大西洋アトランティック オーシャンに、藻屑となって消滅してしまったと。

それは表層の惨劇、ほんとうの真実(こと)はそこには無い……。

❊ ❊ ❊  〜つづく〜

『亜米利加(アメリカ)大陸‐神話』No.4

 

☆「人間も動・植物も、機械ナイズされて進化の道を断たれて来た」

見せ物と成ってしまったインディアンの原始的な、風俗・風習、

その宗教儀式だけは秘かに、樹木の生えない砂漠的荒野の、

雨も枯れたかの山岳で、秘して供犠されている。

褐色人種のインディアンやインディオ、インカ族・マヤ族の、

アメリカ大陸の先祖の故郷は、一万五千年前までは、

大西洋アトランティック オーシャン上に存在していた〈アトランティス大陸〉、

何故に残ったのか陸続きの北〈亀の島アメリカ〉——アステカ族、

マヤ・ホピ族……先住民族の伝承・秘話の多くは、

キリスト者の火炎と鉄槌とで、全く無きものにされてし

まっていた。

透明な水海には、葦や水草が豊かに生えて白サギや、

水鳥が憩い、魚たちは自由に遊び、空の青や岸辺の、

緑の植生を映して、いつも波や風は凪いでいた。

水海には(大きな)島があり、七つの洞穴があり、

アステカの先祖はじめ、人類の先祖の七部族が、

平和裡に住んでいたらし……アステカ伝説では、

その地を「アストラン!」(アトランティス)、ナワトリ語で、

「鷺サギのたくさん居る土地・純白の場所!」と呼んでいた。

神話には火(大噴火)と水(大洪水)と、地震による大災害、

四度に渡る地殻変動〜大地盤沈下により、

故郷の大島‐故郷の大島‐アトランティス大陸は、

西インド諸島を残して、跡形もなく海に沈んでしまった……。