「風が行く先々で、氷結のアートして行く」
北の湖〜洞爺湖〈山の湖(キムントー)〉は、水深〜深く、
冬に不凍湖となり……夏にはその底い深くまで、
蓄えた熱が、冬期に放出されて温い湖水に、
さざなみ立つ湖面は、北の湖でも凍ることを止めていた。
本来世界は有機的に連鎖・連動していて、
時の長〜短はあれ、意図せずとも、
精密・精巧な機械が、運営しているかに見える、
〈自然〉は、いくつもの不可思議‐景観を、
反抗して産み出しているかに……。
洞爺湖の中の島は、五万年前の昔しに、
爆発して生まれた、洞爺カルデラの中央火山を成す。
中島の西山‐トーノッケヌプリは、エジプトの、
先鋭ピラミッド型に、何故かアイヌ名の落ちた北山は、
中南米の台型ピラミッドに酷似してる。
島の向こうから羊蹄山が、何事か覗き見しているる。
〜つづく〜