『塩釜湾・多聞山公園〜新<自然の諸力>調整行』<序詩>

2億年を生き継いできた、生きた化石<イチョウ>樹‐

銀杏・公孫樹・鴨脚樹(Ginkgo biloba)の黄金色の、

紅葉もみじ葉が舞い降り、カエデが真紅に燃えている、

多聞山公園は、風光明媚めいびな松島四大観の一つ。

紺碧の空を映した眼下の松島湾には、あまた岩島に、

松樹がしっかり根を張り、遊覧船の巡り行く。

風が彫刻した岩だけの仁王島、<七福神>の島々のあり、

布袋ホテイ島・恵比寿エビス島・大黒島……

ことには毘沙門ビシャモン島の伝説は、

五大堂に坂上田村麻呂たむらまろが、安置していた毘沙門天(神)が、

ある夜に光を発して、飛び去って島となったらし(?!)。

2011年3月の晴れていて、雪の舞った日は疎うとくなり、

白波を立てて、大小の船の行き交う海はもう、

何事も無かったかのよう、穏やかに凪ないでいる。

松島の五大堂より新たに、仏界の天部の神々と共に、

五大明王界の仏神界への大変革・大革新の光り!の、

立つ時日じじつが速やかに、到来致しますよう祈りぐ。

つづく