『開かずの館』No.2

物語りするように、そっと玄関の扉を開けて、

外に出ようと、足を踏み出したものの、

庭の風景がかい間、見えたのに、

身体は閉じた扉の、こちら側に、

戻って来てしまっている……近しい、訪問客も、

玄関に立ち扉を開けて、広間に入って行こうと、

一歩(いちほ)踏み出したものの、一瞬でもとの位置に、

戻ってしまい、家の中に入って行くことが叶わない。

どうしてか、玄関の出入り口がその役目を辞めてしまい、

建物に出入りできなくなってしまっている。

「いつ頃からだったのだろうか、それは?」

家全体がモヤ・カスミの糸で、厚く織り込まれ、

繭(まゆ)のように包み込まれて、閉じ籠こもってしまっていた……。

『開かずの館』 No.1

——何処(いずこ)に行こうとしてる、ヒト種族‐人類!

 

玄関の扉と、心の扉の開閉の様(さま)‐模様は、

そっくり、似ていないだろうか。

扉はこちら側の、閉じた空間を、

外に解き放つ為に……あるいは、扉は、

あちら側の広大な、外-空間を閉ざして、

こちらと間仕切る為に、開〜閉するならい。

心の扉も、好き・嫌い、良い・悪いで、

他者・他世界に、開いたり‐閉じたりするる。

 

 

『無言の言の葉』 No.2

北の地‐有珠山のカルデラ‐洞爺湖(キムントー)の、

空と樹々を映した澄んだ緑青色の湖水、

その沈黙が語り出すまで、「否(ノン)!」ヒソヒソと、

昔しむかしから、言の葉を紡いで来た神々の深甚の語り、

その無言を聞き取る為には、〈無心〉そのものに、

素潜りの極限の無呼吸の境地に身・心を添える。

湖面にふんわりと被せた、オブラードが破れぬよう、

そっと剥がして、できた隙間‐30度角の隙間に、

瞬速にいま以上〜波が立たぬよう、石を投げ入れたかに……

石は黙って真っすぐにではなく、ヒラヒラと水底に落ちて行く。

季節の終わりはたった一枚の、アジサイのカラフルな、

紅葉模様にやって来た秋でした。

『無言の言の葉』 No.1

無言はとても饒舌(おしゃべり)です!」

言の葉の沈黙に心の耳を傾けて、それを聴き取ることができれば、

言葉以上に深く、多様・多彩に語っていますよ、無言は。

特別に過去より秘されて来た、語ってはならぬこと、

封印されてしまった出来事など……無言の静寂が、

深ければふかいほど〈真実!〉への錘鉛(すいえん)を、

〈素潜りフリーダイビング〉の縄を泡だてぬよう、手繰り寄せ真下に下へと、

無呼吸・無心で潜水して行く……雑念・妄想は酸素を浪費するる。

清澄にハレた意識を、縦横無尽に張り巡らせて行く。

『今に生きて居ますか』——カレーの処方箋(レシピ) No11

土を盛り丘に造成した居住区は、大小の〈浮島(ロマ)〉最長600㍍程の、森の島を造形している。

ロマの住居地同士を結ぶ〈道路(テラプレン)〉‐

公共施設(インフラ)として整備され、各ロマに向かって一直線に、

幅広の土手状の道が延びて、通交〜交流していた。

ロマの丘には一家族から数家族が住み、洪水時には、

動物も避難して共生し、道路の横すぐ隣には、、

運河が乾季‐用水として並走している。

大規模な農業革新‐〈農業文化!〉が開花していた。

その技術は何処からやってきたのか。

人口島(ロマ)の墓所からは、2㍍以上の身長の、

巨人族〈*〉の男女の遺骨が、何体も発見されている。

 

〈*〉註=モホス大平原(五百㎞四方に及ぶ)には、人口島‐ロマ(最大長さ600㍍、幅450㍍)が大小2万個以上あり、総延長5千㎞のテラプレン(土手状‐道路)で交通している。

〈*〉註=ロマの巨人族は、中国東北部‐山東省の巨人のDNAと一致していて、山東省出身の盤古教‐孔子も巨人だった由。

『今に生きて居ますか』——カレーの処方箋(レシピ) No10

〘Calaisカレー‐Resipiレシピ‐3〙

ライスはカレーと絡めてハーモニー味を奏でる。小粒でさっぱり米の秋田小町、うまみ成分いっぱいの極上な奇跡品種‐つや姫、佐賀産のホシュタカマイ、雑穀米や、(酵素)玄米……等、水分を除くために少しく、テフラン加工の油なしフライパンで炒めると更にうまし。

外米は、タイのジャスミン米・インディカ米、インド(パキスタン)のバスマティ米……等。

電気釜のスイッチ入れる前に、サフランをひとつまみして、20分ほど色出ししてからご飯を炊き上げる……三千年以上前から栽培されていたアヤメ科の〈サフラン〉を入れるとさらに良し。

香辛料・香料・染料・薬用の働きのある<サフラン> その女性の収穫図が、ギリシャのサントリーニ島の洞窟の壁画——ミノス文明のフレスコ画(漆喰を壁に塗り、乾かないうちに着色して描写する)に描かれている。

 

『今に生きて居ますか』——カレーの処方箋(レシピ) No9 (改訂)

乾季に続く暑季で枯れ果て荒涼とした、アンデス山脈裾の、

モホス大平原は、天空の湖の底を抜いたかのような、

スコールの雨期がやって来ると、一気にひび割れた大地に、

緑樹・緑草が、燎原(りょうげん)の火のように、萌もえ広がって行く。

灌漑(かんがい)用の涸れかかっていた大きな湖に、新たな水が満ち、

死に絶えたかの魚類は、湖上でその魚鱗たちが飛び交い、

アマゾンの熱帯雨林地に移動していた、動物や猛獣たちも集い、

亜熱帯サバンナはイノチ躍動の雨季を迎える。

時に広大なアマゾン上流の、支流域の雨季は、

大洪水してモホス平原は大海原のよう……

 

『今に生きて居ますか』——カレーの処方箋(レシピ) No.9

乾季で枯れ果てて荒涼とした、アンデス山脈裾の大平原に、

天空の湖の底を抜いたかのような、スコールがやって来ると、

一気にひび割れた大地に、緑樹・緑草が、

燎原(りょうげん)の火事のように、萌(も)え広がって行く。

灌漑(かんがい)用の干からびた大きな湖に、新たな水が満ち、

死に絶えたかの魚類は、湖上でその魚鱗が飛び交い、

行方不明の猛獣や動物たちも集まり、イノチ躍動の雨季を迎える。

モホス大平原は大海原のよう、土を盛り丘に造成した、

住居区の浮島(ロマ)が点在している。

『今に生きて居ますか』——カレーの処方箋(レシピ) No.8

戦後〜急速に、飛躍・発展を遂げたわたくしたちの、

現代の機械‐科学コンピューター文明!

物理・科学によって、食育を汚染され歪められてしまった、

〈自然農業〉へ、本来はヒトの健康を食養する、

穀物・野菜‐食物より、わたくしたち人類へ、

自己脱皮・自己変革を、警鐘(けいしょう)している!

今もなお大密林に覆われた、《アマゾン大河‐文明》地には、

またたく間に、機械サイボーグ化してしまった人類の、

自己浄化・自己脱却への、秘め事のあるる。

はるかアマゾン河〜下方4㎞底には、アマゾンより広い地下水脈が、

人知れず滔滔(とうとう)と、河口に至る6千㎞を流れて行く。

アマゾン文明の密林地にも、〈世界四大文明〉同様、

その過去1万5千年以上前まで、現‐大西洋上で展開した、

《アトランティス文明》の栄枯‐盛衰とその惨劇‐神話を、

引き継いだ痕跡が埋没している……らし。

 

〈*〉註=童謡の「花嫁お月さん」野口雨情‐作詞、中山晋平‐作曲。

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『今に生きて居ますか』——カレーの処方箋(レシピ) No.7

半卵型に盛り上げた、サフラン・ライスに添えられた、

少しく焦がしたクリ感触で、デザートのよう、

こぶりジャガの〈インカのめざめ!〉をカレーの前に、まず食す。

ジャガイモに、馬の首につけた「シャン・シャーラ、

シャン・シャーラ」鳴る鈴に似た形に、

〈馬鈴薯!〉と命名した、童謡なグッドセンス、

原産国は遠く〜〜遥か、南米はアンデス山脈‐裾野の、

モホス大平原——時世は1万年以前に遡さかのぼるらし。

世界一の広大な河川‐領域を誇るアマゾン河に、

展開した《アマゾン文明!》、上流の支流域で、

一‐中核をなして展開した〈モホス平原‐文明〉は、

のちインカ帝国を築いた〈アンデス文明〉に、大規模で、

高度な有機〈農業‐文明〉を継承している。