『亜米利加(アメリカ)大陸‐神話』 No.3

 

☆「人間はさらに成長・脱皮して神と成る」

——真の強者(つわもの)は〈差別〉を成さない!

(A truly strong man does not discriminate)

人類ヒト・生命の潜在意識に潜む、不足・欠乏・飢餓‐感、

宗教的コンプレックス……キリスト教・イスラム教・

ユダヤ教・儒教・仏教(?)など、一神(真)教には、

寄るべき神‐真理の選択肢は、ひとつしか無い。

善・悪、プラス・マイナス、良い・悪い、

理念的な一価値のみ、ゆいつ絶対的存在の、

「天に坐(まし)ます父なる神」のみ、仏教の真理は仏法ダンマ・〈無〉・妙法のみ。

曖昧(あいまい)・混沌の病んでいる心に、あれかこれかの、

選択肢は無し……自分自身を滅し、帰依・依存するは宗教(Religion)、

何故に一神教の主神「父なる神」以外すべて、悪魔・サタン・

裏切り者・淫婦(プロスティチュート /prostitute)、その信徒には神の裁きが、

十字架や聖典(コーラン)を片手に、剣に依る狼藉(ろうぜき)・略奪の聖戦劇の歴史。

『亜米利加(アメリカ)大陸‐神話』 No.2

 

☆「人間は神となるために生まれて来た」

インディアン・ジェロニモは、神と成った今も、

戦い続けているる……白人至上主義のカーボーイや、

騎兵隊の亡霊や、機械科学文明システムに取り込まれて、

サイボーグ化し、妖怪化した堕落神達とも激闘しているる。

かつてアメリカに、百五十万人以上いたインディアンは、

一九二〇年代には、インディアンの総人口の二割にまで激減していた。

その時節(とき)アメリカは、オートメーションによる大量生産と、

大量消費する世界の覇者として、空前の大繁栄を遂げた。

発明されたラジオからは、至る所に音楽が流れ、

レコードも普及してゆく……ニューオリンズを起点に、長年、米国の人種差別・奴隷制度で抑圧されてきた、

インディアン同様に、苦悶して来たアフリカ黒人の、

音楽‐ジャズが、時軸(ときじく)を得たかに、亀の島アメリカ大陸を、

またたく間に、世界をも席巻(せっけん)していった。

——人種差別はなぜ起こる?(why racism happens)

『亜米利加(アメリカ)大陸‐神話』 No.1

『亜米利加アメリカ大陸‐神話』中嶋 稔

むかし昔大むかし、「アメリカ」と言われる前のアメリカ大陸は、

「亀の島(Turtle Islandタートル アイランド)!」とインディアンの、

先住民族(Native Americansネイティブ・アメリカン)は呼んでいた。

ある時、水の中から亀の甲羅のような大陸しまが浮かび上がり、

巨大な亀の島となり、その中心からは、

人類の先祖の始祖、インディアンが生まれ来た、とも。

「インディアン」は過誤から生じた名前で、西欧人にとって、

アメリカ大陸は、新大陸「The New World」の発見でしたが、

イタリアの冒険家コロンブスは、インド大陸と間違え

て、

西インド諸島の島々、その原住民をインディアンと呼称した。

西欧キリスト教文明の、支配欲・不遜・不条理な、

植民地支配を意味するも、先住民族はもはや、

「ネイティブ・アメリカン」でなく、インディアンで良いとも。

『蔵王(ざおう)神々の連嶺(れんりょう)』No.4

 

〘破詩〙

<蔵王>のは穀物やお宝を保管‐蔵する働きと、

王は最上の主宰トップの意あり——蔵王連峰の由来名<蔵王権現ごんげん>は、

乱れ・荒廃した世を救済する為に、神・仏の働きを合わせ持った、

救世主ミロク!>としてこの世に出現した——そのむかし奈良時代に、

修験道しゅげんどう(/山伏)の開祖・役小角えんのおづぬが、奈良は吉野の金峯山きんぷせん山上ヶ岳で、

未来世界の混迷も、救済する最強の救世主ミロクを山上に招来する、

千日間の修行を納める……最初に出現した釈迦シャカ如来でも、

続く千手センジュ観音でもなく、三番目に出現した弥勒ミロク菩薩でもなく、

三尊の働きを兼ね備えた、身の毛もよだつ、怒髪天どはつてんを突く、

魔王の形相の<金剛‐蔵王権現>を招来しょうらいする。

やがて東北‐奥羽の蔵王(連峰)に、その分体としてミタマ分けをした。

仏教系修験道しゅげんどうではその三尊の働きを合体集合しゅうごうして蔵王権現を、

神道系修験道では、大己貴命オオナムチ(/オオクニヌシ神)・少彦名命スクナヒコナ(/コトシロヌシ神)・国常立命クニトコタチ(/クニトコタチ神)・日本武尊ヤマトタケル(/オオクニヌシ神)・金山毘古命カナヤマヒコ(/オオクニヌシ神)を、合体がったい・合一して、最強の未来神ミロクとするる。

古来〜蔵王は刈田嶺かったみね不忘山わすれずのやまと呼ばれ、

役小角えんのおづぬが山形県の出羽三山‐羽黒山に登った折りに、

刈田岳を遥拝して、奈良県金峯山きんぷせんの<金剛蔵王大権現>を、

ミタマ分けし勧請かんじょうして、連峰に奉斎ほうさいし、蔵王山と呼称したとも。

『蔵王(ざおう)神々の連嶺(れんりょう)』No.3

蔵王連峰は100万年前後から海底火山より、

地上の連嶺れんりょうと成るに、久しく噴火・隆起し勇躍ゆうやくし続けて来た。

太平洋プレートの西の先き端に、日本列島・三陸海岸の在り、

旧三陸海岸は、そのプレートに押し上げられて褶曲しゅうきょくし、

奥羽山脈・蔵王連峰が造山された由……

同時期100万年前に、海底では太平洋プレートに激動・激震が起き、

太平洋上に存在していた広大な<ムウ大陸(文明)>が、

歪んで汚れてしまった生命・宇宙せかいを、浄化・変革する為の、

仕組みに失敗して滅亡し、跡形もなく太平洋下に沈没してしまった。

ムウ大陸の名残りか、太平洋諸島のメラネシア・ミクロネシア・

ポリネシア、その中のモアイ像の建つイースター島、

透明なエメラルドの海に「真珠の首飾り」を、

掛けたような環礁かんしょうのマーシャル島嶼とうしょ、10万年前に海上に隆起した、

今も真紅の火炎を露出しているキラウエア火山、そのハワイ諸島……。

奥羽・東北の縄文期以前のその時節にも、原始人類は、

生業なりわい‐住まいし、宇宙人そとつひとも神々も降臨して交流していたらし。

『蔵王(ざおう)神々の連嶺(れんりょう)』No.2

急峻なすり鉢状の火口湖の、魚も住めない五色沼の<御釜>も、

雪解けて、半透明なエメラルドグリン色に開花する。

その底いには造山してから、二十六度余の噴火を繰り返して来た、

蔵王連峰の活力の<岩漿マグマ>が今も躍動している。

太陽から離別し、物質化して死んだ訳けではない地球‐

生命の根源的な働きのマグマは、太陽ホシ素材でできている。

地球は異次元では「青き<革命の惑星ホシ!>」と呼称する。

いつの日にかその役割を納め、太陽と融合・合体して、

光に満ち充ちた、大きなる星辰となる日を……。

 

ヒトの世の不条理に

怒髪どはつ天射てんいるる

蔵王権現ごんげん 噴火おさめず

『蔵王(ざおう)神々の連嶺(れんりょう)』No.1

中島 稔

蔵王の神々の連嶺に、青い蒼空映ばえする<樹氷>の、

白い真っ白い、植生しょくせいの群落像アートがまぶしい。

病み疲れた世界が、雪害と裏表であったとしても、

雪景色によって癒されることもある。

アオモリ‐アオトドマツ・アカトドマツ達の、樹幹や枝々に、

絹布シルクを幾重にも被せ凍らせた、歴史上の人物の胸像や立像が、

秦の始皇帝陵の兵馬俑坑へいばようこうのような陶器像も、斜面に林立している。

風にはためく旗の形のままに凍りつき、刻々と変化・変貌してゆく、

樹氷は零下5度C以下で、氷雪アートとなる。

風の神の、時に烈しく&〜優しく伊吹イブキいて、水と雪を織り交ぜて、

アートする<樹氷彫像!>の大展覧会場は、世界でも超レア現象かな。

ヒトの<喜怒哀楽>の総て真白く染め抜いた山嶺、その夢想よ、

目覚めることなく、しばし、鬼畜‐異形に変化へんげ変移してゆく、

パンデミック感染症の惨劇の世を、たおやかに鮮烈に、

白絹雪に染めてあれ……時節がめぐり、雪溶け始めた頃、

蔵王エコーラインには、九㍍余の雪壁が聳そびえ建ち、

雪の下には、厳冬の凍てつく寒冷から守られた、

高山植物達がヒト知れず住まいして居、いっせいに氷雪地を破り、

鮮緑の葉をひろげる——白とピンクの薄化粧した、一人花の駒草コマクサの群生、

池塘ちとうのあぜで黄金色に輝いて咲く金光花キンコウカの群落、あでやかに、

草ではなく地を這うよう生える、低木の伊吹麝香草イブキジャコウソウは、

ピンク紫に風を染めて、爽やかに蔵王連嶺を芳香するる。

散文詩『蔵王連峰の夢想よ氷雪を消さずあれ』No.4

全人まとうど(/大師)の背筋はピント伸び、若々しくて張りのある声と、

一着だけのモスグリーンの背広姿に、老いは訪れては来ず、

十年ぶりの再会で、歳よわい七十五才は過ぎておられた。

神社から少しく離れた所にある岩に腰を降ろし、

昨日の話の続きであるかのよう、唐突にお話を始めた。

「既成宗教や物理科学も、誰人たれひとも妄想・錯覚と言うかもしれないが、

この地球に、“人間は神となる為に生まれて来た!”

それは自然生命が進化してゆく、生命エネルギーの原則の一つでもある」

その言葉に驚きはしなかった……以前、何処かで全人まとうどから、

聞いたことがある、との思いが過よぎっていた。

「生命・宇宙の最もはじめの創造段階で、

“人間は進化して……”」と言ったところで、突然、

全人まとうどを包むように、小さな竜巻が起こり、

後につづく言葉は消えて、それを言い直すでもなくお話を続けた。

〜つづく〜

散文詩『蔵王連峰の夢想よ氷雪を消さずあれ』No.3

天高く晴れ上がった空の下、山肌が露出している熊野岳山頂には、

全人まとうど/大師>と呼ばれたヒトが、すでに来て居られた。

朱塗りのトタン板葺いたぶきの屋根の、小じんまりした神社があり、

手前には石の狛犬こまいぬと獅子が、何を守ろうとしているのか、

神社を背に二柱ふたはしら、じっと鎮座している。

右側の石像の獅子は口を開いて、世界の始まりを表す「」と言い、

足で玉(球)を押さえている。そして〜角が生え口を閉じて、

終わりを意味する「うん」と宣いっている狛犬が中空を睨んでいる。

「阿・吽の神の使い神獣」と言うより、どこから見ても

二対は奇怪な妖怪獣の姿……日の本の、何処の神社にも鎮座している不思議。

屋根はネットで覆われていて、柱や壁面は厳しい風雪に耐えてきたか、

水焼けして、素材の白く色抜けした跡が散見している。

散文詩『蔵王連峰の夢想よ氷雪を消さずあれ』No.2

「扉を開けたらすぐに閉めること!」の細長い表示板は、風に煽(あおら)れて、

ログ風の板扉に音を立てて当り、掛け紐が切れそうになっている。

雪風と一緒に室(むろ)に入ると、円筒形のストーブが真ん中に置いてあり、

火は燃えていずとも石室は暖かかった。

それをコの字型に囲むように、板敷がベッド代わりにも成っていて、

奥は二段ベッド様に設(しつら)えてある。

先程までここに誰かが居たような空気感もあった。

下のベッドの真ん中に、誰に宛てたモノか、

「熊野岳の山頂にいる」のメモ用紙が置いてあった。

異常な寒さの中から急に、暖かい空間に入った為か、

板敷きに腰掛けたまま、半覚半睡(はんかくはんすい)で軽い金縛状態になっていた。